自然素材で作る超高性能な外断熱の家

2018年7月30日 (月)

6代目モデルハウス

8月11日(土)にモコハウスの6代目モデルがオープンします。

断熱気密性能については、箕面森町のモデルハウスとほぼ同等性能をキープです。
というのは、性能に関してはほぼほぼ行き着くところまで行ったかなという感じだからです。

これ以上性能を上げるとコストパフォーマンスの問題に突き当たります。
つまりコストアップほどには体感性の向上が比例してこないのではと思うからです。

それで今回のモデルは性能は勿論世界最高峰ともいえる高性能を持っているのは言うまでもありませんが、それに加えてデザインを主張するモデルと言えます。

具体的には今までのモデルは木質の素材感を表すため木材を素地仕上としていましたが、今回は木製下地の上に塗装仕上げとしました。

実は私はこの仕上を前々からやって見たかったのです・・・って言うか、好きなのです。

ただ、来場されるお客様の90%以上は無垢の木の素地仕上を好まれる傾向にあります。
日本人は伝統的に寺社はじめ木造建築においてもほとんどが生地仕上で、木に塗装をする文化は伝統的にないですよね。

折角の無垢の木に塗装するなんて勿体ないと言うご意見が大半です。
でも無垢の木に塗装するとことが、何とも言えないオシャレさと贅沢さを生み出します。

今回の多田グリーンハイツモデルは、極少数派のお好みのモデルになるのですが・・・・、是非一度現物をご覧になって判断下さい。

こんなモデルもモコハウスです。(今までのモデルは全て無垢の生地現し仕上げでした。)

下の写真は仕上工事中のモデルハウス。床の塗装は未施工です。頃から白のステインカラーで仕上げます。

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下の写真は無垢の木現し仕上げの例です。

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下の写真は無垢の素材表し仕上げの例です。

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下の写真は塗装仕上げの代表例です

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2018年2月19日 (月)

寒い時はマウンテンバイク

サボり続けてごめんなさい。久しぶりのブログです。

毎日記録的な寒さが続いています。
私の住んでいる地域ではここ最近の最低温度はほぼ毎日氷点下4~6℃の寒さです。

これではなかなかロードバイクに乗る気になれず、今年に入ってからロードではまだ数回しか走っていません。いくら走ってもなかなか体が暖まりません。

そこでマウンテンバイクの出番です。
山の中に入ると風もあまり感じず、急な坂を上ったり下ったり、自転車を担いで山を登ったりと結構の汗をかきます。

未だ、マウンテンの経験の少ない(先々月からはじめた)私には急な坂を下ったりなど、とてもスリルとリスクがあって楽しい限りの自転車で遊びです。

仲間は40~70歳代までの皆さんとても元気なグループで、皆の後ろから色々と教えてもらいながら走っています。

下の写真は昨日走った三田母子大池。雪が残っていました。雪の上をザクザクバリバリ(氷の割れる音)走るのは面白い。左の平らな部分は池に張った氷の上に積もった雪。(結構大きな石を投げ付けても割れない)

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下の写真は母子周辺の山の中。

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下の写真は先々週に走った、千刈ダム近くの大岩岳横の風吹き岩。山の中を走るのは私にはまだ怖いけどそれが面白い。

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さて、この記録的な寒さの中で箕面森町もモコハウスモデルでは・・・。

モデルハウスではデーターロガーで温度を連続測定しています。先月1月24日から1月26日にかけての記録的寒波襲来の時、箕面森町では外気温度-6.6℃、外気の平均気温でもなんと-3.6℃にしかなっていません。

でもその時、8帖用エアコン1台だけで運転しているモデルハウスの室内温度は、1階で平均21.7℃、2階で22.8℃となっていました。

モデル竣工時は夏だったので冷気は下に下がるため夏用にと思って、冬になったら1階に設置しようと考え、取り敢えず2階にエアコンを設置していました。

ところが冬になってからも、2階吹抜け上部に設置したエアコン1台だけで、実際に運転して見ると1階でも温度がなんと21.7℃まで上昇したので、1階に設置の必要がなくなった次第です。

普通の感覚で考えると、暖気は空気の比重が小さいので上昇し、上部だけが暖かく、足元が冷たくなるのが当たり前なので、暖房器具の風が下向きに吹き付けるように設置(吹抜けの場合は下階)するのが当たり前なのですが、UA値0.2W/㎡Kクラスの超高断熱高気密の住宅になるとその常識が通用しないようです。

この寒波の中でも、上下階の温度差をほとんど発生させない日本最高水準の断熱・気密性能恐るべしと感じた次第です。

 

2017年11月19日 (日)

本日のモコハウス箕面森町モデルハウス

今日は、当番で箕面森町のモデルハウスで勤務しています。

現在13時20分。天候は曇り。太陽がなく冷たい風が吹いています。外気温度10℃。
体感温度はもっと冷たく感じます。

箕面森町は大阪府ではありますが、とても自然環境が良くその分寒い地域です。
近頃では朝晩の気温は0℃程度まで下がっていると思います。

さて、モデルの室内温度の状況です。
2階のファミリールームに設置された8畳用エアコンの設定温度は23.5℃。風量は自動運転に設定していますが、現在は微風運転中。

1階の食堂の温度は22.9℃、1階の脱衣場は22.2℃、2階の寝室は23.5℃、子供室は24℃となっています。1,2階の温度差は1.8℃あります。

8月21日付の当ブログの記述では真夏時の1,2階間の温度差は0.4℃でした。

それに比べると温度差が夏より少し大きいように感じますが、単純にそうとは言えません。

というのは、当モデルではエアコンは真夏対策用として、冷気は下に流れることを想定して2階のファミリールームに1台設置し1.2階全館に冷気を行き渡らせ、温度差のない全館冷房の実現を想定していました。結果は前述のようにの凄い好結果となりました。

但し、真冬対策としては暖気は自然に2階に上昇するので、1階のリビングに夏と同じく8畳用のエアコンを1台設置する予定でした。
(*夏と冬で1階と2階のエアコンを季節ごとに交互運転するので、いずれにしても1台だけの運転となる。)

ところが、現時点では2階の夏用エアコン1台だけで、1番暖かい部屋と寒い部屋の温度差が1.8℃。実際の生活には微妙な温度差となっています。

今はまだ、真冬とはなっていないので、この温度差がこれからどこまで開くのかとても興味深いところです。

もし2階の夏用エアコン1台だけで全館暖房ができればすごいことですが、いくら何でもそこまで自然に逆らうのはチョット無理かな?・・・・とは思っていますが。

因みに1階の床の表面温度は22.9℃、2階屋根(天井)の表面温度は23.8℃を指しています。

いずれにしてもUA値0.2W/㎡・K恐るべしというところです。
実際に住んでみると実感させられる数値です。

2017年8月21日 (月)

今日も暑かった‥‥、ところで国内最高性能の箕面森町モデルハウスの温度は?

まだまだ暑い日が続いています。

今日も暑かったので一日で一番暑い午後2時ごろに、モコハウス箕面森町モデルハウスの温度状況を調べてきました。

1階から2階までの各室の温度差は1階ユーティティーが25.7℃。外壁に太陽が直射している2階寝室でも26.1℃。1,2階の室内温度差僅か0.4℃。
オーバーですが驚異的と言っても過言ではないと思います。

また、表面温度計による表面温度は1階床面が25.2℃、その直上の屋根面が25.6℃とこれも僅か0.4℃の表面温度差。70℃を超えるガルバリウム葺き屋根の裏面温度ががなんと25.6℃なんて、信じられない現象です。

結論的に、1階・2階の各室の温度差と、各階各部屋の床・壁・天井面の表面温度がほとんど同じです。

因みに、この温度を保つためにモデルハウス(延施工床面積32坪)では8畳用のエアコンを1台運転していますが、必要な電気代は、昨日の実績の積算電力は3.5KW。(昨日の外気温度は34℃ありました)

毎日この猛暑さが続いたと仮定して、3.5KW×24円/KW×30日=2520円/月
つまり、この猛暑の中、月額僅か2520円で家中丸ごと24時間中≒26℃に保つことができるのです。

国内最高の外皮熱還流率UA値0.2W/㎡・K(熱損失係数Q値0.5W/㎡・K)の住宅の実力はこんなものです。すごさが実感できます。

下の写真は各部の代表的部分です。

2階吹抜け上部にセットされた8畳用エアコン

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天井(屋根面)表面温度25.6℃

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1階床表目温度25.2℃

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1階ユーティリティー室温25.7℃

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2階寝室温度26.1℃(西日がまともに当たる部屋

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2階子供室室温25.3℃

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エアコン専用積算電力計 昨日の使用量3.5KW・ 1階キッチン室温25.9℃

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2017年4月24日 (月)

国内最高峰の断熱気密性能を持つモデルハウス誕生

モコハウスは今までに4棟のモデルハウスを作って来ましたが、今度5棟目となるモデルハウスを箕面森町に作ります。

毎回、次世代省エネ基準をはるかに超える高断熱・高気密のモデルハウス(2棟目Q値:1.6W/㎡K→3棟目0.84W/㎡K→4棟目0.69W/㎡K)を公開して来ましたが、今回のモデルはQ値0.52W/㎡K≒UA値0.2W/㎡K国内最高ともいえる性能を持ったものです。
(13年の省エネ基準の改正により熱損失係数Q値の表示ではなく外皮平均熱還流率の値を示すUA値に変更された。)

今回のモデルは、長年にわたり高断熱高気密住宅に取り組んできたモコハウスが今までに施工法・プラン・空間構成・建材・素材なども含め快適に関する課題を蓄積したしてきたノウハウと実績を集約した基本モデルといえるものです。

先に述べたように、断熱・気密性能は、国内最高峰といえるUA値0.2W/㎡・Kの超高性能で、北海道地域の25年省エネ基準(UA値0.46W/㎡K)の2.3倍もの断熱性能を持つことになります。当地域と比較すると4.4倍のも性能ということになります。(当地域UA値0.87W/㎡K)

この性能の体感は私も含めほとんどの方が未体験だと思います。
私は建物上下間(屋根面と1階床面の表面温度)の温度差は限りなく『ゼロ』に近づくことが理想だと思っています。現在のモデルハウスではその温度差は≒1℃程度ですが、やはり1℃の差でも体には感じてしまいます。
ここまで性能を煮詰めても実際は浴室・トイレなどとリビングなどでは1~1.5℃程度の温度差発生する場合があります。

一般的には真夏に2階に上がると汗がドッと吹き出し、真冬は1階の床や足元が寒いということが当たり前のように思われています。でも、そんな家はいくら良い自然素材を多用していても、いくらいいデザインの家でも決して快適な住宅とは言ません。
また、温度差が熱中症やヒートショックなど健康にも良くないことは言うまでもありません。

モコハウスが今回の箕面森町に建てる、国内最高峰といえる断熱性能を持った家、一体どのような体感がで来るのか、私は本当にワクワクしています。

限りなく快適で健康的な住宅を作りたい。
これは、住宅建築に携わる技術者として、私の永遠の夢ともいえるものです。

 

2016年3月 4日 (金)

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー

 長い間、ブログを書くのをサボってしまい再開のきっかけがなかなかつかめずにいましたが、昨年の10月に応募していた「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」の優秀賞受賞の連絡を受けたことをきっかけに再開することに。

そもそも、この表彰制度の趣旨は純粋に住宅の性能だけを評価するものではなく、「建物躯体とエネルギー設備機器をセットとして捉え、トータルとしての省エネルギー性能の優れた住宅を表彰し、さらなる省エネルギーによる環境負荷削減の推進と快適な住まいの実現に貢献することを目指しています。」となっています。
つまり 太陽光発電システムやエコキュート、LED照明、HEMSの採用、等々住宅の基本性能に関係のない住宅設備機器からの省エネルギーを加算してトータルの消費エネルギーを総合的に計算するため、快適な住環境を得るために住宅会社が最も大切にしなければならない住宅性能の追及がおろそかになってしまうことになります。
従って、純粋に断熱気密性能の向上を目標とするモコハウスでは応募にあまり積極的ではなかったのですが、一つの指標としての受賞を目指すことにしたのです。

私は何も上記設備機器の設置を不必要と考えている訳ではありません。
建築物ではない住宅設備の省エネ性に頼って住宅の省エネ性能をおろそかにしてしまう業界の風潮に違和感を覚えるのです。

住宅の基本性能さえしっかりと作り込んでおけば、各種機器の設置や追加はいつでも出来るし、金をかけてそれらの機器を設置しても、住む人が直接快適になる訳ではありません。
また、言うまでもなく機器類には寿命があり寿命が尽きればただのゴミです。しかし断熱や気密住宅の性能や建物の強度は一度建ててしまえば、その住宅がある限りその快適さや強度を持続し続けるのです。

私の持論は住宅性能にコストをかけて基本性能をしっかりと確保したうえで、予算に応じて省エネ機器類を付加して行けば良いという考え方です。(予算があれば必要な機器だけを付ければ良い)

基本性能のしかっかりとして家を建てておけば、将来にわたり各種省エネ機器も、より有効に機能するのは言うまでもありません。

断熱気密のしっかりとした家を建てておけば、各種省エネ機器(エコキュー・LED照明・APF6.5以上のエアコン・節水トイレ・断熱浴槽etc)から得られるエネルギーなど優におつりがきます。勿論モコハウスではそれら必要な機器は当然採用しています。
積極的に推奨していないのは太陽光発電だけです。太陽光の話をすると長くなるので今回は省略しますが、今のところは、より高い発電効率で建物に悪影響を与えない施工性、またより安価な製品の出ることを待っています。加えて蓄電池の開発も待たれるところです。これらの技術は急速に進んでいますから、慌てなくてもそれからでもいいのではないかこと考えています。

以上、折角賞を頂いておきながら素直に喜ばないのは審査委員会の先生方に申し訳ないのですが、このように思う次第です。

また言うまでもなく、断熱性能を向上させるだけで快適な住環境が得られる訳ではありません。その住宅の持つ性能を最大限に生かした空間設計やデザインが必要です。
それらが総合的に機能してこそ人にやさしい快適な住宅が生まれるのです。
モコハウスは、高性能を住宅作りのための一つの要素と捉え、今後共より一層快適な住宅造りを目指していくつもりです。

*以下は参考までに、ハウスオブザイヤーインエナジーの趣旨と評価の視点です。

<趣旨>
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・インエナジー」は、建物外皮とエネルギー設備機器を一体として捉え、トータルとして省エネルギー性の優れた住宅を表彰する制度です。
表彰住宅の選定にあたっては、学識経験者などで構成される審査委員会が厳正な審査を行います。
本制度はジェントルマンシップに基づく一般財団法人による公平・中立な表彰制度であり、日本における省エネルギー住宅の普及と質的な向上に貢献することを目指しています。

<評価の視点>
(評価の視点) 視点1: 外皮・設備の省エネルギー性能値 住宅の躯体・開口部・設備機器の性能を、「住宅の省エネルギー基準*(平成25年10月1日施行)」により数値化して評価 *エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準(平成25年経済産業省・国土交通省告示第1号)  視点2: 多様な省エネルギー手法の導入 視点1での定量的な評価が難しい省エネルギー技術・手法などを総合的に評価  視点3: 省エネルギー住宅の普及への取り組み 供給戸数、供給価格、情報発信等を考慮し、省エネルギー住宅普及への各種取り組みを総合的に評価

2015年8月 7日 (金)

温度と湿度の関係

*表はクリックすると拡大します。

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前回、は上下階の温度差と湿度の関係について少し書きました。
今回は温度と湿度の関係のについてもう少し書いてみたいと思います。

今日、ダイキンさんから「温度・しつどによる体感温度表」が届きました。
<「温度」だけでなく「しつど」のコントロールが重要!>とのタイトルです。

前回私が快適と感じるのは温度だけでなく、湿度60%以下がボーダーラインと書きましたが、そんな感覚を表にしたものです。

前回、写真で掲載したモデルハウスの温・湿度はそれぞれ1階では25.9℃/63%、2階では26.1℃/62%でした。

それらをこの表で見ると、26℃の場合65%で快適となっていますから、63%、62%で快適範囲内ということになります。

この表を見ると、28℃なら40%以下、27℃なら50%以下で快適ということになっています。

私の場合は、26℃前半、55%以下を快適な体感温度と感じています。
因みに、湿度10%差は体感温度1℃に相当すると言われています。

後少し贅沢ですが、より快適さを感じさせるためには肌に感じるかどうかという程度の微風があればより良いかなと思います。

普通の家では、一部屋だけ閉め切ってエアコンを運転するので、嫌でも風を感じますが、1台で家全体を空調するような超高性能な断熱性を持つモコハウスでは、階も異なりかつエアコンがどこにあるかわからないような状態でも、家全体において室温26℃、湿度60%前半を保つことができてしまいます。
その場合、風を感じない場所があります。

そんな時はどうするか、エアコンの温度設定を25℃程度にするのです。そうすると室度が45%程度まで下がってくるので、風など感じなくてもどこにいても十分に快適を感じることができます。*25℃はちょっと贅沢ですが、私にはすごく快適に感じる温度です。

この猛暑の中そんなことしたら電気代がもったいないという声が聞こえそうですが、前回にもまた下の表にもあるように、外気の最高温度が38℃を超えるような暑さの中で、26℃設定の運転をしてもエアコンの月額電気代は2830円/月程度です。
仮に25℃設定にしても多分3000円/月(少し越え)程度に収まるのではないかと推定されます。*尚、この月額は毎日最高温度が38℃程度あると仮定しての金額です。実際は毎日(30日間)38℃を超える日が続くとは考えられません。

普通のご家庭でもエアコンの電気代月額3000円程度はあり得ますが、それは多分、限定した部屋を限定した時間だけエアコン運転をした場合だと思います。
エアコンを効かせた部屋から一歩外に出ると、ムッとするような熱気が待っている状態での話です。

対して、モコハウスの場合は全室を24時間を冷房しての金額です。
このメチャ暑、メチャベタ湿度から、熱中症から家族全員が逃れサラッとした快適さを得るための月額3000円は安いと思います。

でもエアコンの嫌いな方や体に合わない方はどうするか、モコハウスならそれも有りです。
高断熱性能を持つモコハウスなら外気の暑さを防御してくれるので、通風だけでも耐えれないことはないかも知れません。そんなオーナー様の実際にいらっしゃいます。
通風だけで過ごすとしても、一般的な住宅と比較した場合、感じる暑さは全然違います。
ただし、風を入れると埃も湿気も一緒に侵入して来ます。この不快さだけは防げません。

不快な暑さの中、サラッとした空気の部屋の中で、一杯やりながらナイターを見る。
この贅沢、堪えられません。

私はエアコンが大好きです。

8・9日が今夏の暑さのピークらしいです。
本当かどうか実際、モデルハウスに来て体験してみてください。

*下のグラフは8月4日・5日のモデルハウスでの実測データです。(クリックすると拡大します。)

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2015年7月30日 (木)

上下階の温度差

25・26日の両日、屋外の温度は34℃前後の暑さでした

さて、皆さんのお家の、酷暑時の1階と2階の温度差はどのくらいでしょうか。
多分、2階に上がるとムッとして汗が噴き出るような暑さを感じるのではないでしょうか。

下の写真は、7月26日のモコハウス宝塚モデルの温・湿度及び床面と天井表面温度を測定した写真です。

左上は外気温度34℃、上中は前日(25日)のロフトに設置したエアコンの積算電力量3.039KWを示しています。(電気代は3KW/日×平均26円/KW=78円/日と、一日中連続運転しても78円です。つまり1ヶ月間連続運転していても78円×30日=2340円です。)

写真中左は1階キッチンの室内温度25.9℃、中中は同湿度63%、中右は1階床表面温度25.6℃を示しています。

写真下左は2階階段ホールの室内温度26.1℃、下中は同湿度62%、下右は屋根表面温度25.8℃を示しています。

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つまり、上下階における室内温度差は0.2℃、1階床表面と屋根(天井)表面の温度差も0.2℃となっています。

熱損失係数を0.69W/㎡・Kまで下げると、今までの常識が覆る信じられないような現象が実際におきます。
上下間の温度差をなくすことを目指して作ったモデルハウスですが、作った自分でも信じられないような温度差です。

猛暑、極寒における上下階・各室間の温度差をあまり感じないことの快適さは、実際に住んでみないと理解できません。

この写真が示す私の不満点は、湿度が60%を超えていることです。
当日はエアコンの設定温度を26℃にしていました。

私は快適さを感じるのは湿度が60%を切ることが、快適さのボーダーラインのような気がしています。室温は26~27℃台でも十分なのですが、設定温度に達すると冷房運転を弱めるため除湿ができない状態になってしまい、室温を25℃まで下げて除湿しなければ60%を切ることが出来ませんでした。(すぐに設定温度達して除湿しなくなる。)

私が以前から不満に思っていたことを叶えるようなエアコンが今年ダイキンから発売されました。原理は不詳ですが、ドライ運転ではなく、設定温度到達後でも除湿が行える「デジクル制御」とやらを備えた「プレミアム冷房」エアコンです。理論が書かれていないので、どれほどの効果があるのか保証の限りではありませんが、空調業界も色々と考えているようです。あと私がエアコン業界に望むのは本体のリターン部についている温度センサーを独立させて自分の思った場所に設置できるようにしてほしいことです。

温度差については、昨年の7月27日のブログにも同じような事をかいていますので、よろしければ一度のぞいてみてください。

2013年10月 6日 (日)

快適な住宅をつくるための、ぶれない考え方

外断熱を売りにした住宅会社があります。
それに、何らかの冷暖房の方法を加えている会社もあるようです。

先日ご来場のお客様からお聞きしましたが、松井修三さんが書かれた、おなじみの「いい家が欲しい」に書かれていた、「ソーラーサーキットの家」(現在は中止している?)の別バージョンで「SA・SHE(外断熱 涼温換気)の家」と言うのがあるとお聞きし、初めて知りました。

考え方は、天井裏に設置した第1種換気システムに、エアコンを連結させ、エアコンから送られる冷・暖熱と熱交換された空気を合流させて、それをセンターダクトなるものを通して、各部屋に送り込むと言うものです。また冬季にはエアコンからの暖気を床下に引き込んでまたそれをリターンさせるようです。床下を暖めるためだと想像しますが、エアコンの暖気エネルギーを使って貧弱な基礎断熱から入り込む冷気を、何のために暖めるのかの理論が理解できません。

この方法は地面に逃げるエネルギーのロスが多すぎるように思います。床を暖めたいのなら、床下に断熱材を施工すれば、空調された室内側の暖気は床下に流れず、床材自体に蓄熱され室内に熱輻射されることになります。

換気とエアコンを繋ぐアイデアは一見面白そうですが、センターダクトを通して各部屋に暖・冷熱を供給し冷暖房するとなれば、相当な風量が必要です。つまり送風機に結構な電気代が必要になりランニングコストが上がります。

そもそも、給排気目的の風量と、熱を移動させる空調の風量では全く空気の量が異なります。換気の空気量は1時間当て0.5回のみを入れ替える程度の空気の体積しか必要としません。また換気の気流は全くと言っていいほど感じません。(空調するのは無理)

これでは、アイデアは面白くても、理論的に必要な熱量の計算が成り立ちません。
何のために両者をドッキングするのか、その理屈がわかりません。
余計なイニシャルコストをかけ、かつ余計なランニングコストまでかけて、わざわざ複雑なシステムを組むメリットと理論が解らないのです。

換気と空調はシンプルに別けて考える。
原点に帰ってシンプルに考える事が、結局各性能の向上、イニシャルコスト、ランニングコスト、メンテナンスコストの低減につながります。
複雑化しなくても良いものは、あえて複雑にしない。これは全ての鉄則でしょう。
複雑なものを作って、高く売るこれは駄目です。

以前の松井氏の「ソーラーサーキットの家」にも理論に疑問を持っていましたが、今回の「SA・SHEの家」も同じようなものだと思います。

松井氏の著書によって、外断熱工法が知られるようになったのは彼の功績だと思います。

でも、熱損失係数のQ値も公表できないような家に、いくらアイデアを加えても砂の上に家を立てるようなものです。
アイデアを出すからには、熱的な計算が成立していなくては、単なるアイデアです。
繰り返しますが、メカニカルなアイデアはいつか壊れます。その時に一体どう対応するのか、考えるだけでも疲れます。(事実ソーラーサーキットの家は既にない)
家の性能は計算した数字で出ます。アイデアは数字ではありません。

モコハウスの熱に対する基本理念は、ひたすらぶれることなく、基本性能の向上と性能の安定的維持です。
つまり、熱伝導率が低く、長期にわたりその性能が劣化しない断熱素材を、長期に渡ってその性能を維持できるための施工方法を確立させることを目指しています。

その家自体の、熱に対する基本的な性能さえ確保できていれば、太陽光パネルをはじめ、快適さを得るためにより優れた製品が出てきた時点で、いかようにも対応できます。

思いつきで機械的なシステムを組めば、機械はいつか寿命が来、いつか壊れます。

でも良く考えられた基本性能に寿命はありません。

超長期に渡って、快適な状態を確保にするには、愚直に基本性能を向上させる。
快適への一番の近道はこれしかないと信じて、基本性能に改良を加えていく、これが私の考え方です。

こんな生意気な事がいえるのも、実は私も、20年前は(旧)サンヨー電気の空調事業部と組んで作った、自動的に加湿までも可能は全館空調換気システムや、(旧)松下精機の気調システムなどの施工経験をしてきたからです。
それらの経験から得た教訓が、シンプルイズベストでした。
個人住宅のシステムは、いつでも誰でも安くて簡単にメンテナンスが出来る、これに尽きると思います。

当地域に最適な熱損失係数はいくら位が最適なのか、これも色々と数字を変えて体験してみてはじめて解ります。
これは、Q値:1.6→1.4→0.86→0.69W/㎡・K(現在のモデル)と変化させてきました。

快適な住宅を作るには、地道な実証と経験が必要だと、つくづく思います。

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