北欧インテリア・デザイン

2016年8月 5日 (金)

究極の快適

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はらがたわ峠付近

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レストアしたランドナー

先月30日炎天下の中、先日レストアしたランドナー(ツーリング用自転車)に乗って自宅から能勢のはらがたわ峠を越え、後川、青野ダムと≒94kmほど走って来ました。とにかく暑かったですが、谷間や木陰の下では室内のエアコンでは味わえない、驚くほど気持ちの良い快適さが味わえました。

外気温度は35℃前後だと思いますが、樹々に覆われた谷間のような場所では外気温度27℃室度60%少し上と推測されます。この状況は、重なり合う山あいの樹木の葉に覆われ、ほぼパーフェクトな断熱性能を持った広大な屋根の下に立っていると考えていいと思います。木々がほぼ完ぺきに太陽熱を遮断してくれるので、勿論地面にも熱は届きません。つまり頭上からも足元からも27℃程度の輻射熱を感じる状態と考えられます。

温度27℃、湿度60~65%の空気ならエアコンで機械的に作れます。
モコハウスではこの程度の空気環境なら家全体をエアコン1台で保つことは十分可能です。
猛暑時に各室間の温度差もほとんどなく、26℃・60%に保たれているというのは、それはそれで言うまでもなく充分に快適なのですが、猛暑時における谷間の快適さと比べてものたりない何かがあるのです。

それは風。<そよ風>です。

この風は、エアコンや扇風機からの機械的で一定の定常的な風ではなく、方向・強弱共に常に変化し、体全体をやさしく包み込むように吹いてくれる<そよ風>です。
*山の気流の快適さの原因は植物の炭酸同化作用による酸素の供給もあるのでしょうが・・・。

私は以前から、夏場における住宅の究極の快適さには温度・湿度・気流の3要素が必要なのではないかと感じています。現在では温度と湿度をコントロールすることは技術的に充分可能ですが、家の中全体にそよ風を吹かせることはとても難しいことだと思います。

言うまでもなくここでいう風とは扇風機のように部分的・定常的な風の事ではありません。最近の扇風機は微風とかゆらぎとかのモードがありますが、所詮機械的に同一方向から一定のリズム吹かせるもので決して快適とは言えません。(むしろ不快に感じることもある)

しからば、全窓を開放して家中に風を通せばということになりますが、一般的な住宅の屋根・壁に施された断熱性能では、重なり合う樹々の断熱性能とは比べるべくもなく、室内で外気温度に近い輻射熱を浴びながら、湿度と埃を含んだ熱風が家の中を吹き抜けるだけということになります。

但し、山間の空気は湿度のコントロールが出来ません。これは泣き所です。
対して、機械的に空気を操作するメリットは湿度がコントロールできることです。
体にまとわりつくような不快なジメジメ感は日本の夏特有の不快感の源です。

今の技術では温度と湿度のコントロールまでと言ってところで、家中にそよ風を吹かせるなど、贅沢すぎる望み。究極の快適な家造りを目指す技術者にとっての見果てぬ夢なのでしょうか。

取り敢えずのところは、35℃を超える猛暑の中、エアコン1台で全館≒26.5℃、≒62%を保っているモコハウスの展示場にでもご来場の上、今のところここまでという快適さを味わってみてください。

ところで、今まで乗っていたロードバイクと今回乗ったランドナーの違いや、ランドナー入手のいきさつはまたの機会に。取り敢えずは、完成に向けてお世話になったH氏、Y氏に感謝です。

2016年5月13日 (金)

座りション

設計打ち合わせの時によく相談されることがあります。

その一つは、トイレ床の仕上げ材は何がいいか。
お掃除がしやすく、簡単にきれいにお手入れのできるものは?

ご質問の前提は、男性が立っておしっこをした場合の飛沫処理です。
洋便器に立ってオシッコをすると床だけでなく壁にも相当量のオシッコが飛散することはよくご存知だと思います。

飛沫のふき取りやすさでいうと、タイルやビニール製床材(クッションフロアーなどとよばれている)などが挙げられます。
壁にも相当飛散しますから本来は腰壁にもタイルを貼るべきなのでしょう。
これらはいつもふき取っていないとトイレ特有のにおい(アンモニア臭)がし始めます。

私は個人的にはトイレのビニールシートとかトイレ用のスリッパとかは、いかにもそこは汚れている場所というイメージがあり、あまり好きではありません。
因みに私の家は他の部屋と同様に無垢板のフローリング材で仕上げています。
但し、もしもの時を考えて水分をはじくワックスを良くきかせています。
但し、言うまでもなく前提は飛沫を飛ばさない男性の「座りション」です。
勿論、お客様であっても使用前に必ず「座ってお願いします」とお声かけします。

こうしておくとトイレも「不浄」な場所ではなく、普通の部屋と同様の清潔さを保つことが出来、かつ快適に用を足すことができます。

このようなご説明をしても、やはりご主人は女性のように座って用を足すのは、男の沽券にかかわるとでも思っておられるのか「男は立ってするもんや」などと主張を変えることがない場合が多いです。

お父さんが立ってすると、その息子さんも立ってするでしょうし、男性のお客さんなどもおそらく立って用を足していると考えられます。

私が「座りション」こだわるのは、清潔さを保つためだけでなく、我が家のトイレ掃除は妻が行うので他人のオシッコの掃除までさせるのは嫌だからです。
愛する妻に他人のオシッコ掃除をさせるなんて、それこそ「男の沽券」にかかわりますからね。

2016年5月12日 (木)

一流の会社

前回、工事中に近隣様からお叱りを受け、「一流の会社ならこんなことはしないだろう」と言われたとのブログを書きました。

この話を聞きとても悔しくて、定例会議において、これも前回書いたようにモコハウスの社員心得である、「常に一流かつ、先端の技術を目指すべし」、「いかなる場合にあっても嘘を述べることなく、常に正直に徹すべし」であるとの心得事をみんなで再確認したところです。

例え会社は小さくとも、自分たちの実行していること、また気構えは一流でなくてはならない。
そうでなくてはお客様に喜んで頂ける住宅を提供することはできないという思いからです。

最近、一部上場の一流企業と言われる会社のデータ改竄事件が続いて報道されています。

直近では、東亜建設工業の羽田空港滑走路の地盤改良工事のデーター予定量の改竄(予定量の5.4%しか薬液を注入していなかった。)、三菱自動車の燃費算出データーの改竄。東芝の不正会計。以前では旭化成建材の杭打設データーの改竄。東洋ゴムの免振装置用ゴムの認定外品の使用、等々があります。

上記の会社は、廃業に追い込まれることはないでしょうが、大きなダメージを受けることは間違いないでしょう。

モコハウスのように小さな会社の場合は、直ちに廃業に追い込まれるかもしれません。
それを考えると、会社がお客様や世間に嘘をついたりごまかしたりするということは本当に恐ろしいことだと思います。

モコハウスが生き残っていくためには、一流の技術の取得はもとより、お客様を裏切ることのないよう、ひたすら正直に誠実に生きていくしかない、とつくづく考えるところです。

会社の規模は一流でなくても、行動や考え方は一流でありたいものです。

2016年3月28日 (月)

お叱り

昨日、宝塚のA様からA様邸新築工事において、クレーン車による建て方の作業方法や作業トラックの駐車につき、お施主A様のお隣様からお叱りを受けたとのメールをA様から頂きました。

内容はクレーン車の作業方法、吊り荷をお隣様の上空を断りもなく通過させたということです。
相手様への断りなしに、上空を通過させることはあってはならないというだけではなく、万一の場合には大きな事故にもつながりかねません。

A様からは、事前に弊社の担当営業と工事担当者に、作業前日にはお隣さんにお断りを入れておいてほしいとのお話をしたとも伺いました。

また、お隣様からはこうも言われたそうです。
(お隣様)「大手の一流会社に頼まれたらこんな事は無かっただろう」

(A様)「モコハウスさんは大手ではありませんが、二流ではなく、小さいけれどやることは一流であって欲しいと思います。作るものの内容も大事ですが管理面の善し悪しが一流、二流を決める要素として大きいと思います。」 (以上メール原文のまま)

以上の是非を言うなら、何の断りもなく吊り荷をお隣の上空を通過させるなどということは、一流二流の問題ではなく施工者としてあってはならないことだと思っています。

今回、このような初歩的な内容のお叱りメールを頂いたことに、私は心から恥ずかしさを覚えています。
また、もし一流会社なら・・・と言われたことに大きな悔しさを感じると同時に、私自身の指導力のなさを思い知らされた気がします。

と言いますのもモコハウス設立時に、以下を<モコハウス社員心得>として示していました。
○モコハウスは常に一流かつ先端の技術を目指すべし。
○困難から逃避することなく、常に勇気を持って立ち向かうべし。
○いかなる場合にも嘘を述べることなく、常に正直に徹すべし。
○各自各立場にあって、職責の研鑽に一層の精進をなすべし。
○上下相和し、モコハウスに関連する全ての人と共存共栄を図るべし。

上記一つ目の「一流かつ・・・・」は私がモコハウスの社員に常にそうあるべしと期待していることなのです。例え会社は小さくとも自分たちは常に一流であるとの心を持てと。

言うは易し、今回の件は、担当者の責任などではなく、わずか数人の社員にさえその<心得>を徹底できなかった私の責任であることを痛感させられた次第です。

また、A様からご指摘を受け自分が書いた<心得>を見直すと一流たれとは、主に技術面や精神面を指していたように思います。
今後、A様ご指摘頂きましたように、仕事の内容のみならず当然管理面など全ての事項において一流を目指し、社員一丸となって精進する所存です。

今回はお隣のK様、お施主様のA様には大変なご迷惑をお掛けし、ご不快な思いをさせてしまいましたことを当ブログでも併せてお詫び申し上げると共に、モコハウスの至らなさをご指摘を頂きましたことに心よりお礼申し上げます。

今回は、このような恥を隠すことなくオープンにし、逆にこれをチャンスと捉え、例え会社は小さくてもすべての点において一流であることを目指すきっかけにしたいと思った次第です。

今後のモコハウスにご期待ください。

最後になりましたが、このような欠陥だらけのトップを補い支えてくれる社員の皆さんに感謝です。

2015年5月19日 (火)

DIYの勧め

日本の方はあまり自分で家をいじることは少ないですが、外国(欧米)の方は自分でペンキを塗ったり、庭のテラスの舗装をしたりなど器用にこなして、家を作りを楽しんでいます。

スウェーデンなどでは1ヶ月の夏休みをまるまる使って、中古で買ったサマーハウスのリォームに費やしたりして楽しんでいたりします。

下の写真は、トーマスさんが自分でレンガなどを買ってきてデザインも楽しみながら作った自作の庭のテラスです。ずいぶんオシャレですね。

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下の写真は、以前は無塗装(ワックス)の階段だったのですが、いつの間にか自分で階段を塗装していました。塗装屋さんより上手いかも。

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イメージ一新です。

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2014年12月31日 (水)

皆様よいお年をお迎えください。

もう少しで新しい年を迎えます。

今日一日の、今年一年のルーティンを終え、一日の常の最終工程にあたる自分の椅子に座ってウィスキーを飲んでいます。

常との違いは、今日一日のことや明日のことを思うのではなく、今までにお引き渡しをさせて頂いたお客さまが今どうなさっているのか、今までの設計お打ち合わせの中からそれぞれのご家族を思い出しながらその姿を想像しています。

思うことは、ご家族の幸せは言うまでもありませんが、モコハウスを選んでお住み頂いたお客様に、ご満足を与える事ができて喜んでお住み頂いているのかどうかその一点です。

それぞれのご家族の様子が明確にイメージできます。

皆様どうかお幸せに、そしてどうぞよいお年をお迎えください。

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2014年9月14日 (日)

夢をかなえる(その2)

先月末、モコハウスモデルのある阪急宝塚山手台の住宅地でお隣のN様邸に引き続き、O様邸のお引渡しがありました。

今回のお客様の夢は景観・ビューです。

この住宅地は阪急宝塚線中山駅の山手に位置します。高度的には大阪湾や神戸方面まで見渡せるのですが、やはり立地によっては眺望のきかないいケースの方が多いのです。

O様の奥様はその眺望を気がかりにしておられました。
万が一目の前に高めの家が建立った場合、2階からは見えなくても、ロフトからは確実に見えるように保険は掛けていました。でも、眺望を得るため折角リビングダイニングを2階にもってきたのでやはり2階からの眺望は気になるところでした。

ところがラッキーなことに目の前に立った家はフラットに近い屋根の2階建てで、十分にビューをキープすることができました。
初期の目的をクリアーして、O様ご夫妻もご満足でした。

*写真はクリックすると拡大します。

下の写真は玄関部分です。白に塗られた外壁にワンポイントでブルーグレーが塗られています。チークの木製玄関ドアー、エボニー(黒に近い茶)に塗られた木製手摺と庇が、玄関の表情を引き締めています。

トーマス氏のデザインは、お客様ごとにお好みやご希望をお聞きしながら、各邸色々と異なる表情を作り上げていきます。

いずれにしても、トーマス氏独特のシンプルモダンなデザインは、街並み・家並みの中で、他とは明らかに異なる存在感を示しています。

O様邸も、飽きの来ないさわやかでシンプルモダンな玄関に仕上がりました。

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2階のリビングダイニングに面して計画された、屋外リビングともいえる3m×6mの大型のウッドデッキ。眺望が開けます。用途は色々に使えそうです。

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ロフトから見える景色。撮影日はあいにく少しかすんでいましたが、夜景もきれいです。

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2014年7月13日 (日)

モコハウスデザインの特徴

モコハウスのデザインには特徴がある。
それはモコハウスデザインというか、トーマスデザインともいえる。

今日、モデルハウスの近くの現場が、台風養生のためシートをめくっていたので外観写真を撮った。

トーマスデザインの特徴の一つは、外観は凹凸がなく一番合理的でシンプルな矩形であること。
次には、窓の配列が縦横にラインが通っていること。
(当たり前のようだが、これをやっている家は意外に少ない。)
また、開口部率が高いこと。(ほとんどは20%を超えている)
方位に関係なく、どの部屋も暗い部屋がない。(光の取り込み方がうまい)
狭小地に建つ家でも、不思議なくらい部屋が明るい。

シンプルな矩形でありながら、窓の配列のデザインによって単調にはならず,いつまでも見飽きしないシンプルでモダンな印象のデザインを作り上げている。

ほとんどの住宅を見ると凹凸を付けてデザインをしている場合が多いが、雨仕舞が良くない場合があり、結果的に耐久性に影響を与える場合がある。
シンプルなシルエットを美しく飽きないように見せるデザインは本当は難しい。

縦横ラインをきれいに出すために、また面によっては単調にならないよう、塗り分けをする場合もある。この塗り分けのカラーと、色分けの仕方もトーマスデザインの特徴といえる。

勿論、トーマスデザインはこれだけではなく、テクニックの一部を紹介しただけだ。
後はテクニック以外に、彼自身の持つ感性の影響が大きい。
これはなかなかまねれるようでまねれない。
だからテクニックだけをまねても同じにはならない。

開口部率は高くても、暖冷房効果の高い(Q値が低い)のがまたモコハウスの特徴でもある。

この写真の住宅の場合、カラーは一色だが、1,2階に端から端までの木製のバルコニーが設置されるので、それが特徴的なアクセントになる。出来上がりが楽しみだ。
普通は完成まではシートがかかっているため、バルコニーなどのついた後の出来上がった状態でしか見る事が出来ないが、台風養生のため完成前の過程の姿を見ることができた。

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2014年6月19日 (木)

北欧スタイルのインテリアのヒントセミナーが終わりました

「北欧インテリアのヒント」セミナーが終わりました。

午前の部は28名、午後の部は31名(定員28名)の参加者がありました。

トーマスさんから、スウェーデンのインテリアの歴史に始まって、色使いやインテリアの理論や実務的な考え方に至るまで、「イケア」のカタログを使いながらインテリアのヒントを話していただきました。

そのあと、質疑応答の時間が30分程度あり、皆さんから(壁面)収納などにいたるまで色々なご質問がありました。

このセミナーについて、皆さんからは「とても良かった」というご回答を多く頂きました。

また、今後どのようなセミナーを希望されますかとのアンケートでは、やはりインテリアに関するご希望が多く、住宅の断熱・気密性能などに関するご希望はほとんどありませんでした。
やはり、性能に関する世の中の関心は薄いようです。

これから、本格的に暑くなって来ますが、マスコミなどがもっと省エネや、夏を快適に過ごす方法などを記事にしてくれれば、世の中の関心もそちらに行くと思うのですが、みんなあまり関心がないようです。

因みに、当日は晴れており、午後の外気温度は29℃程度ではありましたが、会場のモデルハウスでは延35坪程度の大きさの中に、スタッフを含め43人ほどが入っており、人いきれと室内温度の上昇を心配していたのですが、11畳用(4KW)のエアコン1台だけの運転で結構快適に過ごすことができました。

やはり、モコハウスモデルの断熱性能(熱損失係数Q値0.69W/㎡K)には感心します。

皆さんも、この夏の一番暑そうな日をめがけて、モコハウスモデルに来られませんか。
たぶんその快適さに驚かれると思います。エアコンに接続された電力計が、リアルタイムにその時点の積算電力を示しています。

下の写真には写っていませんが、午後の部には写真の下奥には和室があり、また階段・廊下・2階子供室にもお客様がおられます。

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2014年6月14日 (土)

北欧スタイルのインテリアのヒント 

明日開催の、トーマス氏による「北欧スタイルのインテリアのヒント」セミナーの会場が一応準備ができました。

当初は、ゆったり目に座る予定で22席の予定でしたが、申込者が多くて28席に増やしました。(でも、ちゃんと座れますよ)

今のところ、午前の部は満席、午後の部は24席であと少し余裕があります。

明日はどんな話が聞けるか楽しみにしていてください。
本当に、結構参考になります。

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