外断熱と自然素材

2015年1月24日 (土)

ご夫婦二人の大家族

昨日、猪名川町K様邸のお引渡しがありました。

リタイアされたお二人のお家なのですが、お近くに住まわれているお孫さんが8人集合される予定です。

昨日のお引渡し時に届いた、薪ストーブのまわりの可愛いクッションを見ていると、たくさんのお孫さんに囲まれたおじいちゃんおばあちゃん(失礼)の嬉しそうな顔や姿が目に浮かびます。ちゃんと10人分揃っているのがいいですね。

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下の写真は、ご主人(おじいちゃん)の籠り部屋。趣味で集めた物(秘密にしておきます)をディスプレーする造り付棚、奥にはちょっと仮眠できる簡易ベッド、手前右は造り付のカウンター。気の向いたときはお孫さんから離れて、ずっとここで過ごせます。なんだかとても楽しそうな部屋です。いまの写真は殺風景ですが、ディスプレーの完成した部屋を見せて頂くのが楽しみです。

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下に写真は、吹抜けに面した2階ファミリールーム。ストーブの上部にあるのでとても暖かく、ゆっくりと本を読んだり、ロフトに上がって寝転んだり、このスペースももお孫さん想定です。

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本当にお幸せなご家族です。
このお家は、このご家族のお幸せに充分お答えできる家です。
お二人のご健康と末長いお幸せを心よりお祈りしています。

また、モコハウスもすっと可愛がってやってください。

2014年6月22日 (日)

断熱・気密性能

21日、suumoからモコハウスのHPを見られたお客様が、京都からモデルハウスを訪ねてこられました。

一○工務店や小○住宅、その他工務店を一通り回られたあと、suumoの「冬暖かく夏涼しい高気密・高断熱の家に住みたい」を検索してのご来場でした。

北海道のご出身とかで、もとから断熱性能についての知識をお持ちだったのか、熱損失係数Q値とか、気密性能C値とかの性能数値についてもご存じで、また換気についての知識までお持ちでした。

その上で、今まで見てきた中でモコハウスが一番良かったといってくださいました。

このように、各住宅メーカーや工務店が住宅の基本性能を競い合うときが来れば、日本の住宅事情がもっともっと向上するのに思いました。

それはいつの時でしょうか。
一日も早く、その時が来るのを楽しみにしています。

それにしても、お客様と住宅の基本性能について話し合うのは、苦労が報われると同時に楽しいことでもあります。

2014年2月23日 (日)

床下温度(基礎内部)

モコハウスでは、24時間全熱交換型換気システムを床下に設置しています。

床下に設置するメリットとして、全熱交換型換気システムで熱交換することに加え、基礎内部を経由させることにより、地熱も利用できるからです。

建物の床下の温度は、夏は外気温度よりも床下の温度のほうが低く、冬は外気温度よりも床下の温度のほうが高いというのは何となくそういうイメージにあります。
理由は、地面の熱抵抗により、外気温度の影響を受けにくいであろうと推測するからです。

しからば、温度差があることは何となく理解できるが、実際にはいくら位の温度差があるのかを知りたくなるのが人情です。
以前にもこのブログで書きましたが、モコハウス宝塚山手台モデルハウスでは床下に25カ所の熱電対を設置し床下コンクリート面の温度を測定しています。

以下はその写真と測定結果です。

写真は、熱電対の設置状況

Photo

測定点の温度を表示

Photo_2

結果のグラフ
*グラフはクリックすると拡大します。

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上記グラフから、平成25年8月10日の測定記録では、その日の平均外気温度32.2℃(最高気温は38.1℃)に対し、床下の基礎中央コンクリートの表面温度は、23.0℃と、外と比較して9.2℃も低くなっています。
また、平成年12月27日の測定記録では、その日の平均外気温度0.7℃(最低温度は-1.7℃)に対し、床下の基礎の表面温度は16.0℃と、15.3℃も高くなっています。

この測定結果から床下基礎内部を経過させ、床下地熱を利用しながら換気することの有利さが解ります。

また、夏から冬にかけて、外気の最高・最低の温度差が31.5℃も発生しているにもかかわらず、床下では夏・冬を通して最高・最低の温度差は、僅か7.0℃の差しか発生しませんでした。

以上から、土の熱抵抗により、太陽や外気の影響を受けにくい基礎内部では、1年を通してある程度の恒温状態にあることが実証されたことにより、換気システムを床下に設置して、地熱を利用することの有用性が証改めて証明できたと思います。

2013年10月28日 (月)

朝晩、冷え込んできました。

今日の朝は冷え込みました。

当地では朝5時頃、外の温度を計るとなんと4℃でした。
それでも室内温度は19.6℃あります。
熱源は、調理とかの生活による発熱だけで、まだ暖房は入れていません。
但し、床下24時間換気システムによって、床下の熱量は室内に入ってきています。

因みに、モデルハウスで床下温度を測定しているのですが、朝・昼・夜の外気温度に関係なく、平均的に1日中20℃程度を保っています。モデルハウス近辺の昨日の、日中の温度は16~17℃程度を示していました。(朝晩の温度は10℃前後ではないでしょうか。)
モコハウスでは、換気に際して、床下を経由して室内に空気を引き込むシステムなので、この床下20℃は結構役に立っているはずです。
(夏は外気温度より10℃程度低い。)

でも、我が家は今日から蓄熱ヒーターのスイッチを入れることにしました。(*ただし蓄熱容量は、まだ35%程度にとどめようと思っています。設定温度は23℃)

暑い夏が過ぎ、寒い冬がやってきます。

もうすぐ待っていた、モコハウスの季節到来です。

2013年9月 8日 (日)

2020年オリンピック、東京に決定

「2020年のオリンピック開催地が東京に決定」、日本人にとって待ちに待ったうれしいニュースです。

本来、東京(日本)はイスタンブール、マドリードと比べ、開催地としての実力はインフラの整備度、環境、施設の充実度、資金力、その他の面においても勝っていたと思います。

でも、今回の決定は、その実力だけではなく、ロビー活動も含め東京の力を表現し、ネガティブキャンペーンも覆す、優れたプレゼンテーションにあったと言われています。

仮に、マドリードのプレゼンが優れていて、日本のプレゼンが劣っていれば、実力のある日本の方が負けていたかも知れないのです。

何事において、ただ実力があるだけでは、なかなか世には認められない、その力を、世に認められ、認識してもうためには、広報活動やその表現のためのプレゼン力の重要さを、改めて認識させられたように思います。

以前にも書きましたが、モデルハウスにご来場のお客さまのほとんどは、断熱・気密性能の重要さをご存知、又は関心がありません。それよりも太陽光パネルへの関心やご質問、又は漆喰など内装仕上への関心が多く、肝心の建物の性能に関してのご質問はほとんどありません。
それと価格、これは勿論大切な問題です。でも性能の比較はされることなく、価格の比較だけをされるようです。

太陽光パネル、仕上材いずれもお客様には大切な問題ではあります。でも特に太陽光パネルなどは、もっと発電効率が良く、建物の屋根にもダメージを与えないで、より安い高性能な製品が発売されてから取り付けても、決して遅くはありません。
また、太陽光パネルを設置したたからと言って、建物の居住性が良くなる訳ではありません。仕上材に関しても後日での変更は可能です。

しかし、住む人に快適さを与えるために最重要な要素である、断熱と気密性能を発揮するための施工は、基本的に建築時でなければ出来ません。そして、その性能は建物の存在する限り持続します。それに比べて、太陽光パネルには15年~20年程度の寿命しかありません。

でも、○○ホームは太陽光パネルをつけてくれるから、○○ホームにするというお客様も現実におられます。このお客様は、家の性能よりも、太陽光パネルの方を選択されたと言う事になります。

ほとんどのハウスメーカーは、断熱気密性能に関しては、熱損失係数Q値はⅢ地域(2.4W/㎡・K)、又はⅣ地域(2.7W/㎡・K)の基準をクリアーしているので、それで充分だと説明しているようです。
勿論、当該地域における、国の基準はクリアーしている事にはちがいありませんが、これは言わば最低の基準です。つまり、この数字をクリアーすれば快適になると言った基準値ではありません。
これは、この基準すらなかった頃と比べると、少しはましになったかも知れませんが、基本的には各室間の温度差を無くす(温度のバリアフリー)ことを目指して定められたものではありません。あいかわらず、空調を行っているリビングダイニングなどの部屋だけが暖かく、又は涼しいだけで、その部屋から一歩外に出ると、極端に温度差のある、寝室、廊下やトイレ、浴室などの部屋が存在します。そして、この温度差は高齢者などに悪影響を及ぼすヒートショック事故の原因になります。

つまり、各室間に温度差が発生すると、単に不快なだけではなく、健康にも重大な影響を及ぼす事になるのです。

このように、健康にまで影響を与える住宅性能と、太陽光パネルを比較してどちらを重視しなければならないかは言うまでもないことです。

でも、現実的には一般的な住宅購入者には、このよう比較思考はありません。

太陽光パネルとか仕上材は目に見えますが、厄介な事に性能は目に見えないので、住んでみないことには解らないと言うこともあります。でも住んでから解っても、既に遅いのです。
折角、大金を支払って新築したのに、夏は暑く、冬は寒いといった最低基準の家に、ずっと住み続けなければならない、これはとても悲しいことです。

モコハウスのような高性能住宅の存在を知らずに、他社で建てられたのなら致し方ないとしても、知った上で太陽光パネルの方を選択されたという事は、後はお客様の責任であると同時に、その断熱気密性能についての重要性に付いて、しっかりとプレゼンテーションできなかった事への責任を感じます。

「各室間に温度差があって、それがどうした」と言われてしまえばそれまでですが、特に厳冬の時期などにあって、家全体の温度がほぼ均一に保たれている家が、いかに快適かということについて、多分今の生活からは、想像できないのではないかと思います。

こういう選択をされるのは、我々のプレゼン不足もさることながら、毎度書いているように、政府やマスコミ等の住環境への無知や、広報不足、また、ハウスメーカーや太陽光パネルメーカーの各省庁へのロビー活動の成果なのでしょうか。

いずれにしても、「2020年・東京オリンピック開催決定」おめでとうと心から申し上げます。

2013年8月14日 (水)

快適・省エネより太陽光パネル・アフターメンテナンスの方が大切?

住宅を建てようとする方にとって、関心事、又は決め手は何でしょうか?

モデルハウスへご来場になるお客様からのご質問は、太陽光パネルは載せないのですか?
また、モコハウスのメンテナンス体制はどうですか?(裏返すと、小さな会社故の不安さ)

いずれにしても、この住宅の断熱性能はいくらの数値を持っていますか?とお訊ねになるお客様は、マアないといって過言ではないと思います。
お客様が、ご存知の具体的な数値としては、耐震等級位で、いくらですかと訊ねられる方はいらっしゃいます。それは、耐震等級は大手ハウスメーカーが公表しているからだと思います。

大手ハウスメーカーなどでも断熱性能に関しては、Ⅲ地域の次世代省エネ基準のQ値:2.3をクリアーしている程度は公表していますが、断熱・気密性能を示す具体的なQ値、C値が実際は幾らかは公表していません。

断熱性能について、大手ハウスメーカーが書かない(もしくはレベルが低すぎて書けない)または触れないので、一般ユーザーは、住み心地に最も重要な影響を与える住宅の断熱性能に付いての関心が、薄いもしくは知らないのではないでしょうか。(たまに、非常に良く勉強しておられる、お客様もいらっでゃいますが)

モデルハウスに来られて始めて、この猛暑の中エアコン1台で全館冷房している事を体感されて、初めて断熱性能の事大切さを知って、驚かれると言うのが現実です。

一般的に注文住宅の場合、家を建てるにさいしての決め手は、家の基本的な要素である夏は涼しく、冬は暖かくではなく、太陽光パネルが載っているとか、アフターサービスがどうかの方にウエイトがあるようです。

太陽光パネルは別として、モコハウスと大手住宅メーカーを比べると、云うまでも無く、安心感では負けていると言わざるを得ません。

アフターサービスに付いても、すでに何万戸も建ててきた大手メーカーには、当然専従のメンテナンス会社があるのは当然です。但し、そのサービス会社の経費をまかなっているのは購入者自身です。つまりそれは、最初から建築コストに含まれていますから、消費者自身が、自分でお金を出して、メンテをしていると云う事になります。

前回も書いたように、基準を守り、しっかりと作られた家はそうそう簡単には重大な故障はおきません。15~20年後の外壁や屋根の塗り替え工事くらいが最大の補修工事ではないでしょうか。

特にモコハウスでは最近から、耐震構造設計に関して、簡易な壁倍数の計算方法ではなく、大規模建築に用いる、高度でより安心な許容応力度計算方法を採用しています。木造住宅では義務付けられているわけではないので、在来木造でこの計算方法を採用している会社はほとんどないと思います。

因みに、メンテに付いては、プレハブ住宅、特に鉄骨系住宅は、躯体始め重要なパーツは、そのメーカーでしか扱えません。もし他の業者が補修をしたら、その後の補償は原則として受ける事が出来なくなります。

それに比べ、モコハウス等の在来木造住宅では、どこのどんな職人さんでも扱かう事が出来ます。言い換えると、これは選択肢が広がり、色々な意味で安心です。

家を建てることの原点と言うか目的は、家族が猛暑や厳寒から守られ、地震や台風等にも強く、家族が健康で快適で安全に、生活できる事ではないのでしょうか。
新築後、何十年の間に発生するかどうか分からないメンテと、太陽光パネルを載せることが目的ではないはずです。

一度建ててしまうと、何十年と住み続けなければならないのが住宅です。
何のために家を建てるのか、太陽光パネルやアフターサービスに惑わされる事無く、住宅にとってなにが本当に大切なのかを、今一度原点に立ち返って、考えて見るべきではないかと思います。
言うまでもなく、モコハウスでは、太陽光パネルやメンテナンスを軽視しているのではなく、前回書いたように不具合があれば、修理するのは特別に自慢する事ではなく、当然のことだと思っています。事実、モコハウスでは1ヶ月ごとに顧客訪問を実施し、不具合をお聞きしたり、コミュニケ-ションを保つようにしています。

私自身、この連日の猛暑が続くの中、きわめて安いコストで、24時間全館各室で涼しく快適に過ごせる、モコハウスに住んでいて、断熱性能がいかに快適さと健康のためには大切かを、改めて知らされたように思います。熱中症やヒートショックとは無縁の住宅です。

住宅は、一生に一度の大切な買い物です。消費者の方も、業者任せではなく、もっと深く勉強するべきではないでしょうか。

折角、これから建てて何十年に渡り住み続けなければならない家の、現在の性能基準は、もうに古い基準なのです。今の国の断熱基準は余りにもお粗末で、実用に耐えないほどレベルの低い基準なのです。

モコハウスは、今の国の断熱基準の進捗スピードからすると、20年後でもまだ最新の断熱性能基準をキープしていると思います。

国の省エネ基準がもっと早く引き上げられ、車のように性能競争の時代が来る事を願っています。

2013年8月11日 (日)

この猛暑の中、エアコン一台で運転中!

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天気予報通り、モコハウスの宝塚山手台モデルハウスでの今日の外気温度(北側バルコニー日陰)は39℃を指しています。(午後2時40分)

対して室内の温度・湿度は温度25.2℃、湿度56%で、汗一つ出ることなく快適です。
全館どの部屋もほぼ同一(±1℃程度の差はある)の温度・湿度です。

勿論、4KWエアコン(11畳用)1台だけの運転です。

住宅の断熱・気密性能を上げると、驚くほどの省エネが可能になる事の証明です。

報道によると、電力の使用率は工場が休みにもかかわらず95%とのこと、パンク寸前です。
にもかかわらず、国のエネルギー施策は以下のようです。

「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の一部を改正する等の法律案」が平成25年5月24日国会で可決・成立しました。

その新・省エネ法においても、省エネに大きく貢献する建築物の断熱・気密性能の向上は、以前と比べ計算方法は変ったが、基本性能は変っていません。変ったのは、住宅の一次エネルギーの消費量(エアコン、換気、照明、給湯、家電等の消費エネルギー)が加わった事です。

また、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」、「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」等によって省エネ化を諮るための補助金制度もあります。

それぞれの事業の対象、定義は「高性能設備機器と制御機構等との組み合わせによるゼロエネシステムの導入により、年間の1次エネルギー消費量がネットで概ねゼロとなる新築及び既築の住宅。」、住宅の躯体・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等により、年間での一次エネルギー消費量が、ネットで概ねゼロになる新築及び既築の住宅。」とされています。

注)ゼロ・エネルギー住宅とは、エネルギー消費量をゼロに近づけるという意味で、実際はゼロではありません。また、それら補助金受け取りのためには、上記のように何百万円の設備投資を必要とし、補助金受領には、太陽光パネルの搭載がほぼ必須条件となります。

つまり、国の基準の改正は、建築物の性能向上の改正ではなく、電力不足対策の方向や機器購入推進の方向へ向いていると言わざるを得ません。(太陽光発電で電力不足が補えると、本気で考えているのだろうか?)

つまり、住宅メーカーは肝心の建物の断熱性能の向上には努力しなくても、主に太陽光パネルを設置すると、太陽光発電から得られる電力で、電気の使用量を減らすことが出来るという理由で、補助金がもらえる仕組みになっています。

結果的に、住宅メーカーは本来は自身の分野である、建物自体の省エネに対する技術開発を行わず、安易に消費者に太陽光パネルを購入させることとなっています。

勿論、太陽光発電は推進すべく事業であり、否定するものではありません。

しかし、余りにも太陽光パネルを売ることに傾きすぎてるように思います。(本末転倒)

勿論、責任は行政サイドだけではなく、消費者の勉強不足にもあると思います。

モデルハウスのお越しになるお客様のほとんどは、住宅の性能には関心がありません。

昨日も、お客様からこんなお話を伺いました。

モコハウスさんはどのようにメンテナンスをしていますか?」「大手のSハウスさんではメンテナンス専門の会社を持っており、そういう部署を持っているところが、他の工務店と大きく違うところです。と自慢していましたよ。」

在来工法の木造住宅はしっかりと作り込んでいれば、そんなにしょっちゅうメンテを必要とするものではありません。めったなことでは不具合も発生しません。勿論、モコハウスではメンテをおろそかにはしていません。むしろ、竣工後毎月モコハウスの社員がご自宅をご訪問させて頂いております。そんなに不具合が起きるわけでもないのに、何で毎月定期的に訪問する必要があるのか?

それは、お引渡しの後も、お客様とのコミュニケーションを絶えさせないことを、一番の目的としているからなのです。

施工者が建物の不具合を直すのは、自慢するまでもなく当然のことであって、住宅はお引渡してからその後、ご満足頂いてナンボと考えるから、心のつながりを切らせたくないのです。

随分と長いお話になりましたが、日本を代表する大手住宅メーカーにして、語るべき性能も何もなく、この程度の事(メンテ)しか自慢できないのが現状なのです。

昨日のお客様のお話をお聞きして、大手にしてメンテの事しか自慢する事がないとは、お粗末な話だと思った次第です。

「家に帰ればSハウス!」これって一体ナニ?

これでは、日本の住宅が良くなるはずがありません。

2013年6月16日 (日)

地熱利用と床下温度その後・・・

2012年12月24日付けの、小生のブログ、モコハウス宝塚山手台モデルハウスにおける、「地熱利用と床下温度」のその後の測定結果の中間発表です。

写真は前回掲載の、モデルハウスの床下に張り巡らした熱電対(温度センサー)の写真です。

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目的は、床下の各部分における温度分布と、同建物周辺の地面の温度、及び外気温度との各温度差を測定し、モコハウスで使用している熱交換型24時間換気システムの地熱利用の実態を調査する事、また室内温度と床下温度の差を測定して、床断熱材の効果の実態、更には重要な土の熱伝導等々を知る事でした。

以下は参考までに、モコハウスの床部分における断熱と換気の標準仕様です。
*基礎断熱と床下断熱の両方で断熱施工をしています。
*24時間換気システムは、外気を一旦床下に導入し、相対的に夏は涼しく、冬は暖かい地中から床コンクリートに伝わる地熱を利用するために換気装置を床下に設置し、その熱を利用した換気システムを採用しています。

但し、地熱利用といっても大そうに何百万円のコストを掛けて地中から熱を汲み出す訳ではなく、コストを掛けず(無料で)に地表近くの熱だけを上手く利用させて頂く程度です。
とは言うものの、やはり外気温度と床下温度の差の実態を知りたいのも人情です。

結果は写真の通り、外気温度35℃の時、床下コンクリート面は20℃、外周の地中温度27℃という結果が出ました。『測定日:6月13日(木)午後2時』

予想通りと言えばそうですが、24時間換気に伴い、外気と地熱の温度差を利用した冷暖房効果のある換気ができているという事が証明出来たことになります。(但し、夏日が連続する事による、地熱の変化の程度をもっと知る必要がある。)

まだ、実測が始まったばかりですが、この他今後測定を続けていくことによって、知りたかった土の熱伝導率とかの実態が解れば、より効果的な断熱材の施工方法等を見つける事が出来ます。

写真は、モデルハウス床下の北側の測点の土間コンクリートの温度(20℃)

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外気の温度35℃ (この時の南面建物外の土中の温度は27℃)

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2013年3月11日 (月)

太陽光発電ではなく、イメージ戦略について

前回は、ハウスメーカー(工務店等、住宅会社)の太陽光発電などを利用した、営業戦略に付いて思うところを書きましたが、今回は別の面からのハウスメーカーの営業戦略に付いて書いてみます。

「家に帰ればSハウス」、でおなじみのこのメーカーも国内最大手であるにもかかわらず、積極的には諸性能を明示していません。(HP上では、次世代省エネ基準をクリアーとだけ記載されておリ、諸性能の数値は記載されていない。)
もちろん、Ⅳ地域における次世代省エネ基準の等級4はクリアーしています。でもいくら厚顔であっても、この性能では余りにもお粗末って言うか、恥ずかしくて、堂々と数値の記載は出来ないのでしょう。

この会社の売りは、太陽光発電設備等に加え、「家にかえればSハウス」という、暖かそうで、リッチなイメージを定着させ、結構高価な単価で売り込んでいます。又そのCM映像も、この日本で一体誰が、どこでそんな家に住んでいるんやろ、と思わせるような、おおよそ庶民の感覚・現実からかけ離れた住宅のイメージです。
ここでは付帯設備を前に出して売り込んではいませんが、消費者が実際に建てる住宅とは全くかけ離れた、あり得ないようなイメージを出して売り込んでいます。これは、実際の住宅を売るのではなく、そのイメージを売っている典型的な例です。
いうまでもなく、住宅は設計・インテリアなどのソフトだけではなく、ハード<性能>がとても重要な要素となのです。

注)先日ある新聞に「Sハウスが最高収益をだした。原因は太陽光パネルなどの搭載による売上増が寄与した。」と載っていました。ヤッパリと納得した次第です。

これはSハウスだけではなく、Dハウス、Pホーム等々どこも同じです。
各ハウスメーカーはどこも肥大化し、総額の内、TVCM・モデルハウス展開・営業マンなど営業に多くの費用が掛かり、住宅本体に多くのコストを掛けることが出来ません。
これでは、質の良い住宅は作れません。
Sハウスなど、今でさえ高額なのに、これ以上性能などにコストをかけると、売価が高額になりすぎ、ビジネスになりません。
つまりは国の基準も引き上げる事が出来ない、という話につながります。

そこで、あまり品質の良くない住宅を高額で売っていくためには、商品の<イメージ>を売るしか方法がありません。

その一方、車のCMでは、各社が燃費を競い合っています。
車のほうは、各メーカーが生き残りを掛けて、技術を磨き、省エネを競いあっています。
これは世界を相手にビジネスを展開しているせいもありますが、それにしても、住宅業界の省エネ観念のなんと遅れていることか。

私が、高性能な断熱・気密住宅の建設や、理論に手を染めて今年で23年になります。
当時は、何のお手本や見本、ふさわしい断熱材などもなく、高校で学んだ程度の物理の知識をもとに手探り状態で始めました。実例を調査しに北海道まで出かけましたが、当時はまだ試行錯誤の状態でした。
ただ、諸外国の中でもスウェーデンだけは、一頭地を抜いていました。
因みに、20年後の今でも、まだ日本はスウェーデンの性能に追いついていません。
それどころか、スウェーデンではその間にも進化し続けています。

あの時代から、20年、一般に販売されている住宅性能は、驚くべき事に今だに20年前と比べて、ほとんど進化していないといっても過言ではありません。
まさに日本はガラパゴス。ガラジュー(住)。です。

モデルハウスで営業していて、ご来場者の一部のお客様をのぞいて、快適な住宅にたいする知識や感心の<薄さ><無さ>には驚きます。
これが現状なんだ、と思わされています。

繰り返しになりますが、日本の現在の次世代省エネ基準(Ⅳ地域で熱損失係数Q値:2.7W/㎡K)は余りにもお粗末すぎます。
因みに、モコハウスの平均値は、0.85W/㎡K前後と当地域の3倍、北海道などの地域と比較しても≒2倍の性能を持っています。

今購入した、最新の住宅性能がこの様では、これから何十年も先には、その住宅の性能は一体どのレベルになっているのか、今買った最新の住宅が既に20年前の性能だというのは余りにも悲しすぎます。

原因は、行政の怠慢と言うべきか、消費者の不勉強と言うべきかわかりませんが、いつになったら自動車業界のように、高性能な省エネ住宅を競いあう日が来るのでしょうか。
各社が切磋琢磨して、技術を競いあいする日が来るのを、楽しみにしています。

最後になりましたが、高性能住宅は何も省エネに寄与するだけではなく、住む人にとって最良の環境と健康を与えてくれるのです。

住んでみれば解ります。

今回は、Sハウスさんを例にとって書きましたが、国内最大手でさえこの状態で、あと各社とも50歩100歩同じです。

2013年2月16日 (土)

モコハウスけやき坂モデルは明日17日で終了

一昨年の7月、川西けやき坂にオープンした、モコハウスのモデルは明日17日を持って、一旦閉館します。

次期モデルは「阪急宝塚山手台」に4月6日からオープンします。

けやき坂モデルは、熱損失係数Q値:0.86W/㎡K、C値:0.1c㎡/㎡という超高性能住宅でしたが、次回の宝塚山手台モデルはそれを更に凌ぐ、Q値:0.69W/㎡K、という多分実用住宅としては、Ⅳ地域では他にはない高性能を誇ります。(Ⅰ地域を含めても、最高水準にある)

川西けやきモデルでは、真夏の35℃以上ある猛暑日が連日続いても、電気代がわすか月額2100円という電気代で、全館を24時間28℃以下に冷房する能力をもっていました。
驚異的な性能を持っていたといえます。

また、冬場も朝晩の気温は氷点下の日が続く川西けやき坂でも、室温は全館各室共22℃程度をキープし続けました。(深夜電力利用の蓄熱ヒーター1台だけでです。)
いくら寒い日でも、ワイシャツ一枚で仕事が可能でした。

本当に、快適なモデルでした。

そのモデルもいよいよ明日で閉館します。
なんだかとても寂しいです。

売却に伴う閉館ですが、なんだか惜しい気がするモデルです。

でも、次の宝塚モデルはQ値:0.69という、驚くべき実力を持っているので、その実力を体感するのを楽しみにすることにします。

でも、けやき坂モデルはいよいよ明日まで。

次回の宝塚モデルとは、一味違うイメージのけやきモデルに、心地よい暖かさを体感しにきてください。

なんと言っても明日で最後ですから。

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