外断熱と自然素材と木製サッシ

2014年1月18日 (土)

モコハウス・厳寒における、0.69W/㎡・Kの実力は?(その2)

昨年末、今年初めにかけてM様、I様邸の2邸のお引渡しがありました。2軒ともモコハウスで冬の寒さを初めて体験されました。

お二人ともご感想は、やはり「暖かい!」でした。

M様はペットとともに生活されていますが、家全体が暖かく猫ちゃんが以前と比べて元気になったと仰っておられました。

I様は「家の中で各室間の温度差がないということが、こんなに気持ちよく、快適なものだということが初めて理解できました」と仰っておられました。

住んでみて、とても「心地が良い」というのがお二方のご感想でした。

さて、前回12月16日のブログでもモコハウスの宝塚山手台モデルハウスの温度環境をご紹介をしましたが、今回は温度データロガーに記録されている連続データーから、一日の平均温度が一番低かった12月29日の状況をご報告します。(もっと寒くなるのを待っていたのですが、今年に入ってからは12月29日より寒い日がまだ記録されていません。)

当日の平均温度は0.0℃ですが、最低温度は日の前の午前6時のマイナス3.2℃でした。その後お昼になっても温度が上がらず、結局その日の平均温度が0.0℃になったのだと思います。

その日の1階キッチンの平均温度は22.4℃、2階ファミリールームの平均温度は23.6℃と記録されています。(各測定点とも、北側の部屋です)

モデルハウスは土日しか人がいませんし、冷蔵庫の発熱もないし調理もお風呂も沸かしていません。したがって生活による発熱がないので、実際に人が住むようになると、人からの発熱も含め今より温度は上がるはずです。

また現在モデルハウスでは、蓄熱ヒーターの放熱ファンを常時運転にしていますが、人が生活するようになると、その人の生活スタイルに合わせて放熱ファンのタイマー設定ができますから、電気代の節約が可能になります。

快適さを感じる温度には、個人差があると思いますが、私の場合は(肌着は半袖のTシャツ、ズボン下は無し。上にYシャツを着ている。)昼間の室温は22℃前後あれば快適だと感じます。省エネを考えると、それにセーターでも羽織ってやると、室温を20℃位まで下げても快適を感じると思います。
北海道のように真冬に室内で半袖一枚で過ごすというのは、エネルギー不足の今いかがなものかと思っています。セーターを一枚羽織るくらいでは肩も凝らないし、そんなに窮屈感もないと思いますが。

尚夜間(寝ている時間)の快適温度ですが、私の場合冬用のパジャマを着て、冬用の掛け布団で寝ていますので、17℃程度が快適に熟睡できる温度です。寝室温度20℃近くでパジャマを着て布団をかぶっていると、少し暑くて布団を跳ねて足を出さないと暑く感じます。

冬の、お客様ごとの体感快適温度には個人差があります。
でも、関西地区では空調機器1台分で、全館を24時間、23℃前後の室温を保つことができれば、断熱気密性的には十分合格ではないかと思います。(そんな家はないに等しいが)

そこで気になる、暖房器のランニングコストですが、下記にデーターを張り付けておきますが、平均外気温度が0.℃/日の日が30日間連続し、全館の室内温度を一日中22~23℃に保ったと仮定し、6.0KWの深夜電力利用の蓄熱ヒーター一台で暖房したとき、下記のように13.363円/月となります。(値上がりした深夜電力の電気代で換算)

しかし、実生活になると、室内からは生活熱を発生するし、夜間寝ている間の室温23℃設定はもったいないし、この地区で30日間一日の平均温度0℃が連続するというのはあり得ないし、実際は8000円~9000円/月程度あれば24時間全館を快適に保つことができると推測できます。(この金額は宝塚モデルでの実測値で、家の規模、間取り、立地条件、Q値、設定温度によって異なるとは思います。)

尚、電気代は蓄熱ヒーターに直接接続した電力センサ(中国計器工業製、省エネナビCK-5)のデータ換算から換算しています。

このコストで、各室間の温度差もほとんどなく、ヒートショックのリスクからも解放され、健康で快適な、心地よい生活を過ごすことができれば、安いといえるのではないでしょうか。

I様のおっしゃった、「家の中で、温度差がなく暖かいということが、こんなにも気持ち良く、快適だということが初めて理解できました。」という言葉が超高性能・高断熱住宅のすべてを表しています。

*写真はクリックすると拡大します。

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宝塚山手台モデルハウスの12月29日の温度データ

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 電力測定器「省エネナビ」

2013年12月23日 (月)

大手ハウスメーカーは何を売る

阪急不動産宝塚山手台分譲地内にある、モコハウスでは大手ハウスメーカーと競合することがある。

ハウスメーカーとは、たぶん住宅に対する考え方が異なるので、今まではあまり競合したことがなかったが、この分譲地内では、各種メーカーが条件付きの建築用地を持っている。また、山手台は住宅展示場のような雰囲気があり最大手のSハウスをはじめ、Dハウス、Pホームなどとも時々競合する。

時に、競合に負けることもある。
負ける理由は、以前にも書いたが、生涯にわたり快適であり続けなければ住宅にとって一番大切な性能やデザイン、素材などが理由ではない。

理由は、太陽光パネルが搭載されているとか、営業マンとの付き合いが長いとかである。
性能で負けるなら致し方ないが、太陽光パネルの有無がポイントとなると、争点があまりにも虚しすぎる。

何度も書いているが、私は決して太陽光パネルを否定していない。
必要に応じて設置することはある。
言いたいのは、それらまだ開発途上のような製品を慌てて設置しなくても、住宅にとって今考えておくべきもっと重要な要素があるのではないかということだ。要はお金の使い方の優先順位の問題だ。
建物本体の基本的な省エネ性能さえ確保できていれば、太陽光パネルはあえて今ローンを組んでまで、飛びついて買わなければならない商品ではないと私は思っている。
単純に、政府やメーカーの電力買取制度の口車に乗ってはならない。
日本は、いずれ原発は再開せざるを得なくなる。そうなれば・・・・。

***開発途上のパネルとは、色々あるが、まず問題は施工方法にある。今のところ屋根に穴を開けてボルトで締めるという、原始的な工法しかない。15~20年で寿命が来る製品に対して、あまりにも雨漏りに対するリスクが大きすぎる。いずれ発電量も低下してくる。またもっと発電効率の良い製品が、施工方法も改良されもっとやすくなって出てくる。製品の寿命が来て、撤去した後にはボルト穴が残るだけ。
太陽光パネルそのものを屋根材として施工する方法(Pホーム)もあるが、言ったようにパネルの寿命を考えると、それもいかがなものか。一度その工法を採用すると、後々までそのメーカーに囲い込まれる結果となる。そのメーカーと心中するのもなあ・・・・。***

参考までに各社の「売り」は以下のようだ。

まず、Sハウスの売り、「グリーンファースト」とは、『高い性能をベースとした自然の光や風を効果的に生かすプランをはじめ、太陽光発電システムの標準装備や燃料電池をl採用することで、環境にも家計にも貢献できる最適な「快適ライフ」をご提案する』(原文のまま)とある。

これはあまりにも、当たり前で人を喰った内容だ。
なぜなら、住宅設計において、自然の光や風を考慮するのは基本中の基本、当然であって、ことさらに特筆すべき内容ではない。具体的には太陽光パネルを標準装備、燃料電池を採用とあるけだ。

具体的(?)な仕様に関してはサッシにはペアーガラスを採用し、「ぐるりん断熱」とやらで断熱して、各地域の次世代省エネ基準をクリアとある。何のことはない、Sハウスの言う「高い性能とは」Ⅳ地域の次世代省エネ基準をクリアという意味。
尚、具体的なスペックや性能諸数値の記述は何もない。

ちなみに、Ⅳ地域次世代省エネ基準のQ値2.7W/㎡・Kとは、以前のように単層ガラスで、薄っぺらいグラスウールが入った住宅よりはましという程度であって、おおよそ省エネで快適な住宅と呼べるものとは程遠い。

Sハウスには、居住者を健康で快適に住まわせる、「売り」になるような性能は何もない。

いまのSハウスの「売り」はTVや新聞で流している、「家に帰ればSハウス♪」のいかにも幸せそうなイメージしかない。本当に快適な住宅を作るために必要な基本性能から、消費者の目を逸らすには、現実とは異なるイメージを流し続けるしかないのだ。

日本を代表するハウスメーカーがこれではいかにも悲しい。
貧弱な性能の家に太陽光パネルを載せたものを、コマーシャルのイメージで、いかにも高級な快適住宅を装い、高価格で売りつけるといったあこぎな商売を、一流と言われる会社がしてはならないと思う。
一流会社は嘘やごまかしなどしないという考えは、一流ホテルのメニュー偽装事件で消費は懲りているはずではないか。
食べておしまいの料理などはまだ罪が軽いが、一生物の住宅においてはもっと罪が重い。
Sハウスは、消費者の目を眩ませることを、いい加減にしなければならない。

性能を上げるとなると当然販売コストが上がる。それでは今でも高い家がますます高くなり売りづらくなる。だから、性能は無視してイメージでごまかす。

Sハウスはじめ各住宅メーカーは、今後どのような方向に舵を切っていくのだろうか。

今回は、申し訳なかったが、Sハウスを槍玉にあげた。しかし、あとのDハウスやPホームなどなども、どこも内容は五十歩百歩状態で同じ。

あとは次回に。

2013年12月16日 (月)

モコハウス・厳寒における、0.69W/㎡・Kの実力は?

いよいよ本格的な寒さがやってきました。早朝には、氷点下にまで下がります。

熱損失係数Q値0.69W/㎡・K、隙間相当面積C値0.1c㎡/㎡を誇る、モコハウス宝塚山手台モデルハウスの温度状況を報告します。
暖房の条件は以下の通りです。

暖房器:深夜電力利用の蓄熱暖房機6.0KW(14~26畳用)を1階リビングに設置。(モデルハウスは77畳相当あります。)  設定温度は22℃、蓄熱量は80%に設定。      

直近の屋外の最低温度は、12月14日午前0時の-0.9℃なので、その時点での室内温度状態を報告をします。(まだまだ本格的な寒さとは言えないかもしれませんが・・・)

結果は、北側にある1階キッチンの室内温度は、21.4℃、2階ファミリールームの室内温度は22.4℃でした。(この室内温度は深夜の温度ですから、日中は23℃を超えています)

モデルハウスでは、「おんどとり」というデーターロガーで、1年中連続して各部の温度・湿度の測定を行っています。

参考までに、12月9日午前7時~12月15日午前9時までの屋内外の平均温度をしめしてみます。
下記表グラフに示すように、この期間の外気の平均温度は3.6℃、室内の平均温度は1階キッチンで22.2℃、2階ファミリールームで23.1℃となっています。
因みに1階と2階の平均温度差は0.9℃となります。これもすごい優秀な数字だと思います。

グラフから外気温度の変化にあまり影響されずに、室内温度変化しているのが解ります。

夏の暑さもそうでしたが、冬の寒さにも外気温度の影響を受けないモコハウスの実力が明確に解ります。

エアコンとは一味違うこの暖かさ、モデルハウスに来て、ぜひ肌で感じてみてください。

因みに、みなさんが一番気になる電気代ですが、下記グラフにあるように、この室内外の温度状態が1カ月続いたとして、1カ月当たり9360円となります。
尚、この金額は、家1軒を1か月間丸ごと24時間暖めた時の金額です。

実測データ *クリックすると拡大します。

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1階北側キッチンで測定

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 2階北側ファミリールームで測定

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2階北側ベランダで外気温度測定

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2013年11月18日 (月)

エアコン1台で全館冷房・猛暑における熱損失係数 Q値=0.69の実力とは

朝晩めっきり冷えこんできました。

今頃になって季節はずれになりますが、以前のモデルより断熱性能をアップさせた現モコハウス阪急宝塚山手台モデルの、猛暑であった今年の夏の温度状況を報告します。

今のモデルハウスの熱損失係数Q値は0.69W/㎡・K、という国内最高水準の断熱性能を持っています。また建物の隙間を表すC値も0.1㎠/㎡というこれも最高の気密性能を持っています。

猛暑の続いた今年の夏の室内温度環境はどうだったでしょうか。
2通りのエアコンの使い方を試しました。

結果は、
①8月14~18日の間、室内温度状況に応じて冷房の設定温度を23~26℃に変化させた。

使用条件・状況は、エアコン1台(家庭用の11畳用・4㎾)で、外気温度が38℃を超えている状態。その状態で、延床面積36坪の住宅全体の室内温度のコントロールが可能だった。その時の、室内での平均温度は、26.7℃を保っている。(グラフからわかるように、23℃設定では、室温は25℃程度まで室温が下がってくる。→その後寒いので設定温度を上げた。)
外気温度が38℃の状態のなかで、4㎾のエアコン1台で、家全体の温度を25℃まで下げれるということは、驚きだ。

そこで気になるのが、電気代。1か月の間、外気の最高温度が38℃が続き、状況に応じて室内温度を、25℃程度まで、下げるような使用をした場合、平均消費電力は5KW/日となった。(エアコン単独の積算電力計による計測値)
電気代に換算すると5㎾/日×24円/㎾×30日=3600円/月、月額3600円となる。
(建物全体を24時間連続運転の)
*一時的にもエアコンの温度を23℃に設定したのはモデルハウスで、大人7人程度が打ち合わせのため一室に入り、湿度が増したので、設定温度を下げ、湿度を下げたため。
やはり、このような温度設定をすると消費電力が上がる。

②8月12~13日の間、エアコン(4㎾,11畳用)を、冷房26℃に温度設定を固定して使用。
この間の実測室内温度は、1階キッチンで平均26.8℃。
これに対する、電気代は、2.43KW/日となった。
電気料金に換算すると、2.43㎾/日×24円/㎾×30日=1750円、月額1750円となる。

設定をいじらないで、一定の設定温度にしておくと、驚くほどの省エネ運転となった。
ただし、建物の断熱性能が優れているため、容易に室温が26℃台に保てて、エアコンのセンサーが働き、必然的にコンプレッサーの停止している時間が長くなる。そのため室内温度は保てても、除湿がされなくなる。そのためにあえて温度を下げるとより快適になると思う。
いずれにしても、全館を24時間空調して、月額1750円というのは、繰り返すが、驚異的なランニングコストと言える。

これだけの基本性能があると、太陽光発電をつけてものその効果が出てくる。
建物の性能が悪ければ、発電を自分で消費して、売電効果が薄れる。

やはり、省エネで快適に、暮らすために大切なことは、住宅の基本性能であることが解る。
建物の性能自体が悪ければ、太陽光発電搭載しても別に快適に暮らせるわけでもない。

*表はクリックすると拡大します

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2013年10月13日 (日)

その後の、うぐいすハウス様邸

先週、以前竣工した、芝脇のうぐいすハウス様邸を訪問しました。

元設計事務所にお勤めの奥様、さすがに上手いインテリアをされていました。
ゆったりとリラックスできる、リビングです。

いつも、モコハウスのホームページに載せているのは、お引越し前の完成写真ですが、今日はその後のイメージ写真を撮らせて頂きました。

でも、私が撮るとどうしても、完成写真的なイメージ写真になってしまいます。

最後にワンちゃんが見送ってくれました。

*写真はクリックすると拡大します。

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2013年7月21日 (日)

快適さと省エネの両立

毎日暑い日が続いています。夏本番といったところでしょうか。

モコハウスの宝塚山手台モデルハウスは、オープン以来は初めての夏を迎えました。
さて、熱損失係数Q値:0.69W/㎡Kの実力はどうでしょうか。

エアコンは4KW(11畳用)がロフトにたった1台設置されているだけです。(24時間連続運転)

本日、当地の1時頃の外気温度は35℃でした。
同時刻の1階キッチンの温度は26.5℃
2階主寝室の温度は26.2℃、2階子供室の温度は26.4℃でした。

Ⅳ地域における、熱損損失係数:Q値0.69W/㎡Kの実施は、1,2階の温度差をほぼ無くせる事を実証した訳です。
常識的には、普通の木造住宅の場合、夏は2階やロフトは蒸し風呂のように暑くなるはず。でもある一定の断熱性を持たせれば、上下間の温度差を無くすことが出来るという事を証明した事になります。(表面温度計の測定では1階床面と2階屋根面の温度差は0.2~0.4℃です。)

今回のモデルでは理論上は可能であっても、実際の家では不可能かなと思っていた、自分のアイデアが実現できて、うれしい限りです。
「省エネで本当に快適な家とはこんなものです」と大声で言いたくなる家です。
太陽光発電をしても、CO2の節減には貢献できても、体の快適さを得る事が出来ません。
「モコハウス」、これこそが本物の、エコと快適を両立させた住宅だと言えると思います。

また、気になる電気代ですが、本日の分はまだ積算できていませんが、目安として昨日の1日(24時間)の使用量は≒2.5KWでした。金額換算で22円/KW×2.5KW=55円。一ヶ月当では1650円という事になります。

この猛暑の中、1ヶ月当りの電気代~2000円程度で、24時間全館1.2階のどの部屋に行っても、汗もかかずサラッとした快適な生活ができる。安いと思います。

勿論、エアコン冷房が体質に嫌いな方は、エアコンを掛けずに窓を開けて風通しだけでも、普通の家とは違う快適な生活を送ることが可能です。それは圧倒的な断熱性能が外の暑い熱・屋根からの太陽熱を遮断するからです。

嘘のようなお話ですが、猛暑のこの時期、論より証拠、是非一度モコハウスのモデルへご体験にお越しください。

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ロフト上部に見えるのが11畳用のエアコンです。

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本日の外気温度35℃

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1階キッチン温度26.5℃

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主寝室の温度26.2℃

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子供室温度26.4℃

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昨日1日の使用電力量2.517KW

2013年4月25日 (木)

改正省エネルギー新基準と低炭素建築物

先日、モコハウス本社に「建築環境・省エネルギー機構」、「日本サステナブル建築協会」を兼務されているY氏を講師にお招きして、「改正省エネルギー基準と低炭素建築物認定基準」をテーマにお話をお聞きしました。

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改正省エネ基準では、今までの熱損失係数Q値の計算過程で用いた、外皮総熱損失量を用いて計算されるもので、外皮平均熱貫流率U値を算出する事になります。
つまり、指標が新指標のU値に変るという事になります。

基本的には建築物自体の断熱性能が強化されるわけではありません。
従来の建築本体の外皮エネルギー消費量に加え、冷暖房、換気、給湯や照明の一次エネルギー消費量も加えて計算される事になるのですが、まだそれに太陽光等の再生可能エネルギーを勘案したエネルギー消費量が基準となります。

つまり、建築物自体の断熱性能を向上させなくても、太陽光パネルを乗せると、簡単に基準エネルギー以下の住宅が出来上がるということになります。
これでは、真面目に住宅性能を向上させようという意欲がなくなります。

ハウスメーカーや住宅会社は自身の住宅に対しては何の努力もしなくても、太陽光パネルを設置すれば基準をクリアーできることになるのです。
これでは益々、スウェーデンやドイツといった住宅の省エネルギーの先進国から引き離されて行きます。

このように、官民こぞって太陽光発電に力を入れていますが、太陽光パネルを設置することと快適な住宅を得ることことは全く別の問題です。
これでは極寒や猛暑を快適に過ごせる快適な住環境を得ることに、むしろ逆行してしまう可能性すらあります。

次に、低炭素建築物の認定に関しては、改正省エネ基準と比較して一次エネルギー消費量を10%げる事と、①節水機器、②雨水利用、③HEMSまたはBEMS、④太陽光、⑤ヒートアイランド対策、⑥劣化等級3、⑦木造、⑧高炉セメント等、以上のうちどれか2点を採用すれば良いという、なんとなくあいまいなしまりのない基準になっています。

低炭素に関しては、ルーピー首相が、京都議定書で宣言した、ムチャともいえる90年比25%の炭酸ガス節減目標宣言のせいなら、なおの事虚しい気持ちになります。

太陽エネルギーは再生可能エネルギーですが、パネルはわずか20年程度しか寿命がなく、僅かの発電量しかない、また太陽光パネルを製造するのに炭酸ガスを発生させ、かつパネルを処分するのに炭酸ガスを発生させる、何ともナンセンスなお話です。
(前回にも書きましたが、太陽光パネルを売ればそれに付いて家も売れる・・・!)

これでは、国の基準を当てにせず、自らの見識で、勉強して快適な家を生み出していくしかないというのが現実です。

学者の提唱する案って、原子力安全委員会のように限りなく厳しいか、甘いかいずれにしても理論が優先で、実務を良く見ようとしないのではないかと思ってしまいます。

またまた、ぼやいてしまいました。

2013年3月15日 (金)

この仕事やってて良かった

昨年の年末にお引渡しした川西のM様、今年の2月にお引渡しした大阪府のS様からこんな可愛いメッセージを頂いていました。

M様はスタッフ全員のそれぞれにあてたメッセージ、S様は可愛いネコちゃんのお腹からのメッセージ。

こんなメッセージを頂くと、何か胸がジーンと暖かくなってきます。
仕事をしていて、感謝される。
つくづく、喜びと幸せを感じる時です。
ただ、それにも増して、より大きな責任を感じる時でもあります。

今までにお引渡しをさせて頂いたお客様、最初の出会いから、お引渡まで全てに思い出があります。

M様、S様、はじめモコハウスのお客様、こちらこそこれからも長いお付き合いを、どうぞよろしくお願いいたします。

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各自にそれぞれ頂きました。

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ネコちゃん

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おナカの中には。

2013年3月 9日 (土)

あなたは住宅を買うのですか?太陽光パネルを買うのですか?

最近、ハウスメーカーや建売業者の広告を見ていると、一体ナニを売りたいの? おたくは一体ナニ屋さんなのと思ってしまうような広告がほとんどです。

肝心の住宅にかんする性能はそっちのけで、太陽光パネルがセット(標準装備)だとか、蓄電システムもセットになっているだとか、ホームマネージメントシステムを装備しているとか、浴室TVがついているとか、ホームセキュリティーがついているとか、やれスマートハウスだとか。

ハウスメーカー(全ての住宅産業)がいつから、電気メーカーや、住宅設備メーカーの販売店になったんだろうと、思ってしまいます。

太陽光パネル(各種住宅器機も含む)の付録に,住宅がついているかのようなコマーシャルは主客転倒。

肝心かなめの住宅に関する性能・特長とかは、サラッと触れている住宅業者もあるにはありますが、肝心の住宅の諸性能について、具体的に書かれているのを見た事がないといっても過言ではないように思います。

性能が表示されていない、製品って住宅だけではないでしょうか?
車をはじめほとんどの製品には、その性能を数値化して書かれています。
特に、車では燃費については必須事項です。
太陽光の発電量は書かれていても、そのパネルを付けた住宅に必要な冷暖房の電気容量はかかれていません。

因みに、その住宅固有のの熱損失係数である、Q値が書かれていれば、必要なエネルギーは計算できます。

住宅本来の目的ともいえる、極寒・猛暑が快適に過ごせ、かつ省エネルギーに直結する最も重要な要素である、断熱性能に触れる、又は性能数値を公表している建築業者(大手ハウスメーカーも含め)は何千社の内、ほんの数社あるかなし、ほとんどないといっても過言ではありません。

私の持論は、「住宅の性能に付いては小細工せず、基本性能さえしっかりと抑えておけば、太陽光パネルだとかの付加製品は、いつでもこれと言った性能の製品が出てきた時に、そのタイミングでいつでも取り付け出来る。しかも住宅の基本性能がシッカリ守られていれば、それら後付け製品も、その製品の持つ性能をより大きく発揮する事が可能だ。
また、省エネ化を謳うソーラーサーキット、地熱回収ポンプや、太陽光パネルetcの製品には故障や劣化もあり、寿命もある。だけど住宅固有の基本性能は、家がある限りその性能は継続する。
ソーラサーキットや地熱ポンプから得られるメリット以上のものを得る基本性能を定める事が、省エネの基本である。」です。

***特に太陽光パネルは近いうちに、より高効率でより安く、より施工性に優れた商品が出てくると思います。私もパネルに付いて、別に否定している訳ではありません。一定の評価はしていますが、私なりの考えも有り、後日その考えは書いてみようと思っています。***

冷静に考えてみると解ることですが、最初から絶対に必要なのか、又は本当に役立つのか解らないようなシステム(電化)製品を自身の選択肢ではなく、無理やり住宅とセットにして買わされ、結果的にローンを払わされることになっているのです。

通常、販売側は、それら製品の「メリット(特典)」だけを説明し、「デメリット(リスク)」に付いての説明はしません。リスクも説明した上で、購入者の判断をあおぐなら良いのですが。現状では、それぞれの製品にはリスクが伴います。

言ってみれば、本来それらの製品がついていなければ、より安く買えるはずの住宅だったという事ですしかも、住宅の寿命は長い(ローンも長い)にもかかわらず、太陽光パネルはじめそれらの製品の寿命は運が良くて20年も持てば上出来です。
ローンが終わる頃には製品の寿命が尽きて、それを撤去した後には、何の性能の表示もない住宅が残るだけです。

では、住宅業者はなぜ敢てそんな製品を付加して、高く売るのでしょうか?
なぜハウスメーカーや建売業者は、売価が高くなるのにもかかわらず、そんな不要不急の製品をくっつけて売るのか。
それは、その住宅本体から消費者の視点をそらせなければならないからです。
何故なら、自分の売っている住宅には、特徴や、記すべき性能など、売リになるものが何もないからです。

少し下品な表現になりますが、それらの住宅はスッピンでは売れないので、色々な豪華付録(メイクして)をつけて、目線をかえて売ろうとしているのです。
ただ、女性のメイクと、住宅のメイクでは意味も訳も違います。

ハウスメーカー、建売業者はもっと勉強して努力して、自分の会社の技術を磨かなければならないのに、自分では何も努力しないで、電機メーカーや住設メーカーにおんぶにだっこでメーカーに乗っかって住宅を売っているようなものです。
これでは良い住宅など作れるはずがありません。
自分で努力をしないで、メーカーが新しい製品を開発してくるのを、ただ待っているだけです。

こんなアホらしいことがまかり通る原因は、住宅メーカーや建売業者の責任ばかりではありません。
一生を過ごす高額な商品を購入するのに、消費者が住宅に対して余りにも不勉強だからです。少しきつい言い方になるかもしれませんが、後で後悔するような住宅を買ってしまうのは業者のせいばかりではなく、それは自分の不勉強のせいでもあると思います。
(現在でも、性能表示ができないような住宅なのに、何十年先では、お話にならないような劣悪な性能の家を、結果的に買うことになる。)

前にも書いたかもしれませんが、消費者が住宅に付いて勉強しない、又は知らないのは、経済産業省など国や行政側に責任があります。
消費者に対して、性能を表示する義務がないからです。
また、各性能基準などの制定にさいしても、国は国民の側に立つのではなく、企業側に立ってことを決めているからです。厚生労働省などによる薬害問題もその例だといえます。
国の目線は常に、企業サイドと言えます。

次回は、住宅メーカーが視点をそらせる、別の方法について考えてみようと思います。

2013年2月 8日 (金)

氷柱

また寒さがぶり返してきました。

今朝我が家の外を見ると、何とテーブルの端からツララ(氷柱)が下がっていました。
見るからに寒そう。

外気温度は、-4℃。
でも、室内温度は全館ほぼ19℃~20℃を示しています。

先日もお客様訪問の時、お伺いしたのですが就寝時の寝具は、掛け布団1枚、もしくは毛布1枚で寝ていますとのことでした。
もちろん私もそうしていますし、ご見学者には「掛け布団1枚で寝れますよ」といっているのですが、皆さん半信半疑のようで、お引越しされて始めて信じられるようです。

これはやはり、モコハウスの熱損失係数Q値:1.2~0.86W/㎡Kの威力です。
快適です。

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モコハウスのけやき坂モデルは、3月末に宝塚山手台へ移転のため、ご見学が出来るのは2月17(日)までです。

また寒さの戻ってきた今が、ご体感できる最後のチャンスです。
深夜電力利用の蓄熱ヒーター1台の省エネで、全館、22℃を保っています。

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