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2013年8月11日 (日)

この猛暑の中、エアコン一台で運転中!

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天気予報通り、モコハウスの宝塚山手台モデルハウスでの今日の外気温度(北側バルコニー日陰)は39℃を指しています。(午後2時40分)

対して室内の温度・湿度は温度25.2℃、湿度56%で、汗一つ出ることなく快適です。
全館どの部屋もほぼ同一(±1℃程度の差はある)の温度・湿度です。

勿論、4KWエアコン(11畳用)1台だけの運転です。

住宅の断熱・気密性能を上げると、驚くほどの省エネが可能になる事の証明です。

報道によると、電力の使用率は工場が休みにもかかわらず95%とのこと、パンク寸前です。
にもかかわらず、国のエネルギー施策は以下のようです。

「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の一部を改正する等の法律案」が平成25年5月24日国会で可決・成立しました。

その新・省エネ法においても、省エネに大きく貢献する建築物の断熱・気密性能の向上は、以前と比べ計算方法は変ったが、基本性能は変っていません。変ったのは、住宅の一次エネルギーの消費量(エアコン、換気、照明、給湯、家電等の消費エネルギー)が加わった事です。

また、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」、「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」等によって省エネ化を諮るための補助金制度もあります。

それぞれの事業の対象、定義は「高性能設備機器と制御機構等との組み合わせによるゼロエネシステムの導入により、年間の1次エネルギー消費量がネットで概ねゼロとなる新築及び既築の住宅。」、住宅の躯体・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等により、年間での一次エネルギー消費量が、ネットで概ねゼロになる新築及び既築の住宅。」とされています。

注)ゼロ・エネルギー住宅とは、エネルギー消費量をゼロに近づけるという意味で、実際はゼロではありません。また、それら補助金受け取りのためには、上記のように何百万円の設備投資を必要とし、補助金受領には、太陽光パネルの搭載がほぼ必須条件となります。

つまり、国の基準の改正は、建築物の性能向上の改正ではなく、電力不足対策の方向や機器購入推進の方向へ向いていると言わざるを得ません。(太陽光発電で電力不足が補えると、本気で考えているのだろうか?)

つまり、住宅メーカーは肝心の建物の断熱性能の向上には努力しなくても、主に太陽光パネルを設置すると、太陽光発電から得られる電力で、電気の使用量を減らすことが出来るという理由で、補助金がもらえる仕組みになっています。

結果的に、住宅メーカーは本来は自身の分野である、建物自体の省エネに対する技術開発を行わず、安易に消費者に太陽光パネルを購入させることとなっています。

勿論、太陽光発電は推進すべく事業であり、否定するものではありません。

しかし、余りにも太陽光パネルを売ることに傾きすぎてるように思います。(本末転倒)

勿論、責任は行政サイドだけではなく、消費者の勉強不足にもあると思います。

モデルハウスのお越しになるお客様のほとんどは、住宅の性能には関心がありません。

昨日も、お客様からこんなお話を伺いました。

モコハウスさんはどのようにメンテナンスをしていますか?」「大手のSハウスさんではメンテナンス専門の会社を持っており、そういう部署を持っているところが、他の工務店と大きく違うところです。と自慢していましたよ。」

在来工法の木造住宅はしっかりと作り込んでいれば、そんなにしょっちゅうメンテを必要とするものではありません。めったなことでは不具合も発生しません。勿論、モコハウスではメンテをおろそかにはしていません。むしろ、竣工後毎月モコハウスの社員がご自宅をご訪問させて頂いております。そんなに不具合が起きるわけでもないのに、何で毎月定期的に訪問する必要があるのか?

それは、お引渡しの後も、お客様とのコミュニケーションを絶えさせないことを、一番の目的としているからなのです。

施工者が建物の不具合を直すのは、自慢するまでもなく当然のことであって、住宅はお引渡してからその後、ご満足頂いてナンボと考えるから、心のつながりを切らせたくないのです。

随分と長いお話になりましたが、日本を代表する大手住宅メーカーにして、語るべき性能も何もなく、この程度の事(メンテ)しか自慢できないのが現状なのです。

昨日のお客様のお話をお聞きして、大手にしてメンテの事しか自慢する事がないとは、お粗末な話だと思った次第です。

「家に帰ればSハウス!」これって一体ナニ?

これでは、日本の住宅が良くなるはずがありません。

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