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2012年9月15日 (土)

PENTAX K-01 のデザインについて

ついつい、デザインに惹かれてまたカメラを買ってしまいました。

それはPENTAX K-01(ミラーレス一眼)です。
一般的に、カメラのデザインってほとんどがカメラメーカーのデザイナーによるものだと思います。
コンパクトデジカメはどこのメーカーも同じようなデザイン(デザインとはいえない)だし、一眼レフにしてもニコン、キャノンその他メーカーもほとんど似たり寄ったりの機能上からくるデザイン(?)です。
また、各種ボタン類にしてもただ指が届きやすい、またはスペースの関係からかランダムにレイアウトされています。

今までに、デザイナーの入ったカメラとしては、今はなくなりましたがコンタックスのRTSがポルシェデザイン、ニコンFのジョルッジェット・ジウジアーロなどがあります。
両氏とも車のデザインで有名で、それらはやはり従来のカメラとは一線を画したデザインを持っていたように思います。(ポルシェデザインはデザイナーではないか?)

今回のPENTAX K-01は工業デザイナーのマーク・ニューソン氏のデザインによるものです。
従来のデザイナーのように機能重視で、直線的なカメラカメラしたデザインとは異なり、全体から受ける印象は、とてもやさしくて好感の持てるデザインだと思います。

一見トイカメラ風ですが、どっこい、全体的にとても良く計算され各部のディテールもしっかりしていて、破綻なくまとまった大人のカメラです。(プロのデザイナーだから当然ですが・・・)
手にとって見ていると、デザインコンセプトやデザイナーの思いがハッキリと感じられます。

国産カメラのほとんどは先にも書いたように、ボタンのレイアウトなども含め、機能一点張と言うかあまりデザインの事は考えないで、レイアウトしていますが、ニューソン氏はさすがボタン類は当然の事のように縦横とも直線状にすっきりと基本通り配置していますし、個々のパーツの質感も大切にし、全体をまとめています。

<レイアウトに対する考え方は、日本の住宅と外国の住宅の窓のレイアウトにも共通するものがあるように思います。日本人は窓を縦横ラインに揃えることにあまりこだわらないが、欧米ではそれを守ることが基本になっているように思う。>

このカメラを見ていると、一流のデザイナーが入ると商品ってこんなにも変わるものだと言うことが良く解ります。

私は建築の施工が本業で、デザイナーではありませんが、デザインの持つ力の大きさを改めて思い知ります。

因みにIKEAのほぼ全ての商品にはデザイナーの名前が入っています。
日本の場合、そこそこの商品(高価な)でない限り、あまりデザイナー名が記された商品を見る事はありません。
これは、欧米と日本のデザイン(ソフト)に対する意識の持ち方の違いなのでしょう。

又、K-01はデザインだけではなく機能も普通のアマチュアカメラマンには必要にして充分な機能を持っていると思います。(デジタル一眼のレベルの機能は持っている)
だって、ハイアマチュア用デジカメ一眼が持っている機能の全てを、一般的なカメラマンが使い切っているとは思えないし、このレベルの機能でも完全に使いこなせば、充分に良い写真が撮れると思うからです。

このカメラ、オシャレな女性が従来の無骨な一眼レフカメラや、デザイン性を無視したコンデジを持っていてもそのオシャレさが後退しますが、これを肩に掛けていると、とても知的で素敵に見えそうな気がします。
バッテリーも抜いて、レンズも最軽量のレンズをつけて軽くして、ネックレス替りのアクセサリーにすればいかがでしょうか。

カメラ女子向け(?)に、何十色と色とりどりのカメラが売られていますが、それらは色を売りにしているだけで、そこにはデザインがまるで感じられません。

今回、なんだかPENTAXの営業マンになってしまったようです。PENTAXから何ももらっていません。(苦笑)
ただ、純粋にデザインの持つ力に付いて、書いてみたかっただけです。

<写真はクリックすると拡大します。>
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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

先日PENTAX K-01のイエローを購入したのでブログの内容に共感・納得しました!!

かなり時間が経過した記事へのコメントで失礼します。

私も最近、かつて短期間だけ持っていたことのあるK-01を中古で買い直しました。

クリーンな面で構成された端正なスタイルや整理された控えめなボタンやダイヤルなど、私もこのカメラのデザインは素晴らしいと思います。

発売されてから5年以上経過しているというのに全く古さを感じないばかりか、未だにこれに比肩するデザインのカメラはないのではないかと思っています。
もちろん、機能面では最新のカメラに劣るところは多々ありますが、この秀逸なデザインのため手にしただけで嬉しくなるような魅力があります。

また、私も(御社の設計・施工ではありませんが)スウェーデン仕様の住宅に住んでいますが、やはり窓のラインが綺麗に一致させてあり、住宅に対するデザイン思想のレベルが日本より大変高いことを感じさせられます。

ところで、北欧仕様の住宅の快適さは素晴らしいですね。
私の家は御社の住宅のような外断熱ではありませんが、300mm程の厚みの壁に充填されたロックウールやトリプルガラスの木製サッシの断熱性と高気密により、やはり夏でも冬でも24時間温度変化がほとんど無い室内環境が実現されています。
夏の暑さも冬の寒さも家の中にいる限りはどこ吹く風という感じで、一度経験してしまうと、もう絶対に以前のような温度変化の激しい住宅には戻れなくなります。

私の知り合いが学生時代に京都で暮らした時、北海道から来た同級生が京都の寒さに驚いていたそうです。
もちろん、いくら内陸とはいえ京都が北海道より寒い訳はなく、その当時既に断熱性能が高かった北海道の住宅と、貧弱な断熱&気密性能だった京都の住宅との違いをを如実に示す話ではないかと思います。

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